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第12回Kimie's突撃インタビュー!


この記事は旧ブールーハーバーサイト内でご覧いただけた内容です。

-前田センセの野望 第2弾-


はじめまして。今回は札幌にいてるきみえさんの代わりに突撃インタビューすることになりました。  この業界はど素人だし、小心者の私はこの大役にちょっとびびってます。よろしく。-のりこ-

・・・すごい。

・・・すごい。


この日前田先生の所へお伺いしたのは夜でした。 道なき道を、というのは大げさですが人けのない道をすすむと、私たちの目指す前田クリニックがあらわれました。 1階に車を停めて、最初に目に入ったのは、おっきなタンク(ろ過層)。やっぱり暗くてよくみえなかったんですが、 これがすばらしい水槽を支えている、”縁の下の力持ち”さん。 毎日毎日すっごくよく働いていて、ご主人様や、見る人を喜ばしてくれるがんばりやさんですね。

・・・上から覗くとさらにすごい。

・・・上から覗くとさらにすごい。

玄関の扉をくぐると、ちょうど勤務を終えた看護婦さんたちとすれちがいました。 だれもいなくなった待合室のフロアー。そこに浮かびあがったサンゴの世界。そう、まさにサンゴの世界です。 わたし、しばらく見とれてしまいました。アルファー波(もしもしコーナー参照)も感じられて……。 水槽といえば、カラフルな熱帯魚が優雅に泳ぎまわってるというイメージで、 サンゴはあくまでもおまけのようにしか思ってなかったわたし。  そんなわたしの目の前にあらわれたサンゴたちは一生懸命生きていました。 しずかに耳をすますとかれらの息遣いが聞こえてきそう。

褐虫藻写真

褐虫藻写真提供:ステラケミファ(株)
研究部 海洋生物研究室 岩瀬文人さん


「サンゴって生きてるんですね。」当たり前のわたしの感想に、前田先生はプレパラートを取り出して、褐虫藻を見せてくれました。 うにょうにょ動いて、すぐ視野からはずれていなくなっちゃうんだけど……。 おーい動くな。(しばし褐虫藻と格闘) こうして顕微鏡をのぞいてると、なんか昔小学校で池の水くんできてミドリムシみたのおもいだしちゃった。(すいませんレベルが低くて。) 前田先生は、時々この褐虫藻をみて、サンゴの状態をしらべてるんですって。すごいなぁ。 先生にとって、この時が一日のうちで一番楽しい時なのかも(!?)ダニエル氏が来日中に感激していたサンゴ。確かに先端が白くなってます。伸びてるんだぁ。 まず内側の骨の部分が伸びてきて、それから周りにかぶさってくように……。 毎日ちょっとずつ。ある日気が付くとにょきにょき。って感じ? さあさあ、見てばかりいないで、ちゃんとお仕事しなくっちゃ!!


- もしもし?コーナー -

のりこ:質問1 先生のお気に入りのサンゴはなんですか。
センセ:「なんてったってピンクのハナヤサイサンゴ。それとこれ、アワサンゴかな。(指をさして教えてくれました)」
のりこ:質問2 水槽のテーマをおしえてください。
センセ:「みんな”自然の海”とか答えるのだろうけど、ぼくは、”いかにアルファー波をだすか”ということ。 ハードを入れたら、今度はソフトをいれていこうと思う。ソフトを入れないと、アルファー波は出ないからね。(サンゴの)動きをみてるとホッとするでしょ。あーゆうソフトを入れたい。 」
のりこ:「揺れているサンゴをみてると、自分も波に揺られているような感じ。 この水槽の前で、多くの患者さんが体の治療だけでなく、心の安らぎもうけているんでしょうね」
のりこ:質問3 患者さんの反応は?
センセ:「もう、子供が喜こんじゃって。」
のりこ:「水槽を見る為に来てる子もいてるのではないですか? 」
センセ:「そう。毎日拭いても拭いても、水槽が手あかでべちょべちょですよ。」
のりこ:質問4 これからの目標は?
センセ:「タツノオトシゴ自然に飼えること。赤タツ二匹。カリビアンレッドシーホースをペアで飼いたい!! 」
のりこ:質問5 うれしいことは?
センセ:「(サンゴが)一カ月に1センチ伸びると、嬉しいですね。」
のりこ:「今は?」
センセ:「ほんと伸びまくり!」
のりこ:(前田先生、嬉しそう…)
のりこ:質問6 悲しいことは?
センセ:「電気代がかかること。月5万だからね。 家族には”趣味から道楽に変わってる”といわれてるよ(笑)。」

・・・これが噂の1800Quadね。おぞましい。

・・・これが噂の1800Quadね。おぞましい。


特集用の写真を撮っている間も私たちの目は水槽にくぎづけ。 時折、親指のつめほどのカニさんが、サンゴの間から顔をだして辺りをみまわしています。 ヤドカリさんはマイペース。 我が道をゆく、ですか…。 解き放たれたばかりの、黄色いしっぽでおしゃれした、赤いフェアリーアンティアス。 やっと元気になってきて泳ぎだしました。今、自分がどこにいるのか、ちょっと不安そうに。 キイロハギはやさしくお出迎え。 ここには彼らの休む場所がたくさんあります。 きっと、昼間は子供たちとかくれんぼしているんじゃないでしょうか。 この前田先生の世界に、見つめられて照れてる二匹の赤タツが加わる時がほんと楽しみですね。

これが旧水槽です。

ピンクノハナヤサイ


クリスタルリーフ1123 b+system 1800Wx800Dx780H(19t) キャビネットマガジンラック仕様
サンプ水槽 1800x600x600
メインポンプ MDH400x2
(10分ごとに交互運転で右回り左回りの水流を作る。吹出し4ケ所x2)
ウェーブポンプ RMD300x4 吹出し8ケ所 ウェーブマスタープロ
スキマー E.T.S.S.1800Quad(ポンプRMD1000)
コントローラー デュプラAC-1α一台で温度は0.1度で制御(pH、ORP、CT、タイマー)
クーラー 外部式 1KW チタンチラー投込み
リアクター KNOP HD
照明 AB 10000K 400Wx2 BB450 40Wx2+20Wx2
添加剤 コンビサン、シーバランス、テックM、テックI、プロバッファー、エッセンシャルエレメント、コーラルバイテ、ストロンチウムモリブデン、アイロン
ライブロック 約300kg 黒潮1.5t使用