おはようございます。
11月ももう半分地点。そして2010年はあと1ヶ月半。早い!早すぎる!と焦ってみる。
そろそろBHオリジナルカレンダーの製作のための写真選びでてんやわんや。
和名がついていないものや、学名のまだないONLYONEの個体など。朝から図鑑とにらめっこ。
特にハナダイ、ベラはまだまだ写真点数も少なく、幼魚成魚、雌雄で模様がちがったりするのでわかりにくい・・・。
魚や学名を調べたりする場合、真っ先に開けるのは、「World Atlas」(kuiter,Debelius著 IKAN)でしょう。索引を入れて720ページの大図鑑。それと、TMCからでてるkuiter著の「Basslets.Hamlets」などのシリーズ本。日本固有の魚などは「フィッシュウオッチングガイド」(マリン企画)もいい。日本語でこういう魚図鑑がでないかとおもうのだけど。。。(もちろん無脊椎も要望☆)雑誌に特集がくまれたりすることはあっても、でっかい図鑑にはならないか・・・
さて、まじまじとみてみる。
一般に「ハナダイ」といっても、ハタ科のハナダイ亜科 Anthiinaeに分類されるのは 20 属で170 種ほどもあるっ!(ハナダイについてはマリンアクアリストの31号の特集にある「ハナダイグリープの系譜」がわかりやすい♪ー現在学名の変更箇所が有ります)
そもそもバスレットとハナダイの呼び方の違いもよくわからない。カリブからの入荷で有名なキャンディーバスレット(Liopropoma carmabi マハタ亜科)もラフタンバスレット(Odontanthias martinicensis ハナダイ亜科)もバスレットなのに。。。と単純におもってしまう。ちなみに同じカリブの深場の魚でレッドバービアー(Hemanthias vivanus)もスリットノーズバスレット(Anthias tenuis)もハナダイ亜科だ。
日本産のハナダイ亜科に分類されるのでちょっと珍しいどころの魚だと、Plectranthias(イズハナダイ属), Pseudanthias(ナガハナダイ属), Sacura(サクラダイ属), Tosanoides(イトヒキハナダイ属)とか。 Odontanthias属,やっぱりこの辺が今回のカレンダーのメインどころとなりそうかな。japonicusと学名のついたサクラダイとか。日本らしく!?
本日夜7時まで営業中。ご来店お待ちしてます! NORI
◎ハタ科 Serranidae
大きく3亜科(ハナダイ亜科Anthiinae、マハタ亜科Ephinephelinae、ヒメコダイ亜科Serraninae)に分類される。ヌノサラシ亜科Grammistinaeもふくまれる場合もあり、全体で60以上の属と450種ほどが知られる、スズキ亜目の中でも大きな科の一つ。