インスピレーション

月曜日の午後からインスピレーションの講習を受けています。

インスピレーション本体

 このダイビング器材は完全閉鎖最呼吸器と呼ばれ、簡単に言えば吐いた息の二酸化炭素を取り除くフィルターを通してコンピュータが設定した酸素分圧になるように水深に関係なく酸素を電磁弁で制御し一定の酸素分圧を維持するという器械です。
このフィルターが二酸化炭素を取り除く

この器材ではタンク(空気)オープンサーキットで潜るよりも長く安全に潜り尚且つエアの音がしない為魚に近づくことが容易になるという利点があります。
この3個の酸素センサーが酸素分圧を測定しコントロールする。

このコンピューター2台が酸素のコントロールをします、1台はバックアップ

 しかし、この器材を使いこなす為にいろんな事を改めて勉強する必要があるため今週はみっちりと鍛えられています。 
緑が酸素で黒が空気の残圧計


昨日はとりあえず、器材の説明を受けました。 
なんか、まだブログで説明できるレベルでない自分の頭の悪さが身にしみる1日でした。
木島さん、あんたはえらい!

SECOND ANNIVERSARY

Show Room開設してから間も無く2周年を迎えようとしています。
New ETSS Skimmer

それを、祝うが如く、今月は入荷ラッシュになっています。 ETSSは最近流行のリフジウムサンプ用スキマーSumpBuddy40と60の2種類の新製品が届きました。
 
スリムでスタイリッシュSumpBuddy40

最近USAでもSumpにリフジウムが一体になっているのが主流と成りつつあるので、狭いSumpに収まるように薄く機能的に作っています。同性能のReefDevilやHS400の約半分のスペース幅100mm奥行180mm高さ600内Box300mmでBox側面のスライド式のゲートで水位の調整をします。

小スペースで高性能

ゲートバルブがスペースを取っていたのでスッキリとして収まりが良いのが嬉しいですね。
ポンプはRIO2500とRIO3100の2種類でサンプの水位やスキミングを自分で調整出来るのがETSSの特徴です。

価格は定価¥52500-税込みでショールーム2周年記念価格¥42000-税込みポンプなし、テストした感じではRIO3100のマッチングがベストに思いますが、EcoSystemとの併用だとRio2500でも良いかもしれません。

SunpBuddy60は幅163mmx奥行238mmx高さ600mm内Box300mmでBox側面のスライド式のゲートで調整するタイプとゲートバルブを取りつける2種類が有ります。

SumpBuddy60

SunpBuddy60は水中ポンプなら、オーシャンランナー6500ならギリギリ稼動するが、それより出力の低い水中ポンプでは無理です。
レイシーRMD401やRMD551がベストなチョイスになります。

クリアボディーで泡立ちが良く解ります。

スキマーの調整はUserが自分の水槽の状況に合わせて、ポンプ出力や排出量の調整をします。
その際も基本はBoxの上面が水面になるように調整します。 ETSSはBioボールにポンプからのジェット水流を叩きつける事で泡立ちを起こします。
 
Newカルシウムリアクターと共にチェック

その際の圧損は、約20%くらいになります。 他社のスキマーに較べると少ないポンプ出力で泡立ちを起こし、面倒なメンテナンスも少ないスキマーです。

アクアリストに休暇無し!3

その後車で数分のORAに見学に行った。 

ORAはクマノミの養殖が有名ですが、最近はドティーバックやゴビーも量産しています。

ネイキッド


私は昨年2月にドイツKORALEマガジンの取材で来たときには無かったサンゴの養殖設備も稼動していました。 

中は見学させていただきましたが写真は撮れなかったので公開は出来ません。水温対策に重点を置いたシンプルな設計ですが機能的でコストも抑えられた魅力的なファームと言えるでしょう。

この大きさがUSAの標準サイズ

 ORAとプリントされたプラスチックにアクアジェルで枝状のサンゴを固定し土台に被覆し10cm前後で出荷しているみたいです。 アメリカでは最近このような小さなサンゴが人気が高いようで小さくても値段は日本で売られているインドネシアのブリードサンゴより高いくらいです。
シーホースは冷凍ブラインで育てています

水槽で育ったサンゴのほうが水槽で成長しやすいし、ワイルドのサンゴは寄生虫や悪いバクテリアを運んで来るという、淡水魚と同じような考え方が一般的になって来ています。
動くメタハラ

 その為ORAのブリードサンゴは安心して買えるという支持者が増えているみたいです。 我々が見学している間にジュリアンはしっかりと持って帰るサンゴを物色していました。

持ち帰れない皆の分まで一人興奮してスペースが無いのに1ケースサンゴとシャコ貝を買って持ち帰りました。 飛行機の時間が決まっている私達は急いでORAを後にし一路マイアミ国際空港に向いヨーロッパチームを送り、彼の家に戻りサンゴを水槽に入れると思っていると、ゴルゴニアン救出にビーチに行くと言いサウスビーチに行きました。
マイアミサウスビーチ旧ベルサーチ邸前

ハリケーンで打ち上げられたカリブのヤギを救出する?バケツ片手に強風のサウスビーチを約30分歩き生存の可能性のあるゴルゴニアンをいくつか救出し彼の家の庭の水槽に入院させました。
O店長に生きている部分を切り取ると教えるJ

殿の欲しいものは漂着していませんでした。 

彼はORAでセレクションしたサンゴを自宅水槽に入れる前に念入りにリバイブで検疫してからいれていました。
 サンゴをしっかり検疫するのに魚はなぜか買ってきたまま荒い水あわせで買ってきた水と一緒にポチャンと入れているのに病気が出ていないのが不思議です。


アクアリストに休暇無し!2

彼の案内でTLFのウェアハウスを見て回った私達は、


次なる目的地マイアミから車で約2時間200km強のFort Pierceにスミソニアン博物館に行きました。この博物館はカリブの生き物を展示している小さな博物館です。

メイン水槽

カリビアンコーラル

メインはカリブのサンゴなどを展示しているDSBとATSのReefTankです。いずれも、古いシステムですがこの水槽ではうまく機能しています。 


この水槽の濾過にあたる部分は水槽上部の屋根裏のような場所にあります。ATSとはアルジターフスクレバーの略で上部濾過のようなBOXにサージバケットを作り

その下にネットを張り海藻を巻き、照明を当てる、サージから勢い良く流れる水流と海藻によるプランクトン供給と濾過を同時に行うと考えられたものです。 



このメインの水槽よりも自分が気に入ったのはDeepWater水槽でここにいたレッドバービアーのオスが凄く格好よかった!薄暗い照明で展示されているせいか殆ど色焼けしていないのか凄く良い発色をしていました。 こいつはReefタンクのHQIの下では出ない色やな、海の中水深80mだとこんな色に見えるのかと思いました。

ここのみやげ物店で、光が当たると色が出るTシャツをGetした。これええで!

続く

アクアリストに休暇無し!

マイアミでのんびりと過ごす? そんな予定はまったく吹っ飛んでしまった。 翌日はヨーローッパの連中が19時発のNY経由でロンドンに帰る予定なのでピックアップは7時半になった。
苦痛の甘さ

ジュリアンのボルボのSUVに7人乗るの?キツイんちゃう?レンタカー借りた方が良くない?の意見にもノープロブレムで荷物のように詰め込まれた。 

まずTwo Little Fisheisの会社に行くがその前に腹ごしらえにDinarに行きアメリカンブレックファーストを食べた。 その後、隣のドーナッツ屋によりドーナッツ12個入り2箱を買った。此処のドーナッツ屋は工場のような設備で作っていた。ヨーロッパの連中は喜んで写真を撮りまくっていた。


TLFに到着し、ジュリアン社長のお土産としてそのドーナッツは振舞われた。
 

TLF社のロビーにジュリアンはマングローブに販売予定のブラックサンド(泥ではない)にトランペットサンゴなどの蛍光色のLPSを入れた水槽を立ち上げる準備で長年自宅庭で育てたマングローブから形の良いのを選んで植えていました。 
彼のデスク前の水槽

これにリフジウムを繋いで濾過をする予定だと教えてくれました。
此処にスーパークールのDeepBlueを使うから、送ってといわれました。彼はかなり興味を持って私のプレゼンを聞いてくれてました。またマイアミに行く理由が出来ました。

オペレーターInesの水槽

続く

 

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