ヤッリィー

昨日、念願のCirrhilabrus . lanceolatus ヤリイトヒキベラが入荷した。 まだ未成熟なイトヒキベラの幼魚だからとても見分けにくいが徹底比較してくれている便利なサイトが在った。 

あいにく、今週は工事に追われてゆっくり見る間も無く予約をくれていたお客様の元へ出荷されて入った。

成長したオスになってくれるのが楽しみな魚です。 



ご苦労様です!

今日は朝から愛知県よりよっちゃんいかさんのお友達sgedさんご来店、上手くいかない水槽の診断依頼を受ける。 月曜日、味噌煮込みでも食べに行くことになる。

午後岡山理科大のアクアリウム専門学校生徒達御来店。 MACYに毎回参加しているメンバー2人と共に大阪で行なわれた観賞魚飼育管理士の試験の帰りということらしい? そんな資格あったん? 

なんと第2回目で費用は2万円らしい。
漢検ほどでは無いけど、集金方法考えてるな。

Change!!

先日、EcoSystemでReefTankを楽しんでいたW林の水槽のバージョンUPに行きました。

設置当日

元々はミドリイシにカエルアンコウなどを飼育していた記憶が・・・・

最近はタコアシ、キサンゴ水槽になっていた。

タカアシガニ
クモガニ


おまけに、タカアシガニやクモガニがいる為サンゴを落としてしまうのでカニの水槽を更に低水温で飼育出来る様にクーラーZC-1000をもう一台追加して水槽内循環しメイン水槽から少しだけ海水を送ることにした。

メイン水槽より水温を低くするカニ水槽から冷えた海水がオーバーフローしてメイン水槽に戻るのでメイン水槽のクーラーの負荷も低減するだろう?


Bologna

ZOOMARK2009ボローニャに行ってました。 特にこれという新商品は無いですがイタリアのマリンアクアリウムのレベルを確かめるには良い出張になりました。
イタリアのインポーターのブース

ZOOMARKは2年に1度開かれるインターズの間にヨーロッパの何処かで開かれています。
ドイツで作られているハナガサのブリード

イタリアらしいデザインの水槽

上からのぞく水槽

今年はイタリアのボローニャなので、ドイツバイエルンから車で10時間かけてAMAドイツのアルバートも出展していました。2月のUSAのAPPMAオーランドは行かなかったのでヨーロッパの仲間と会うのは一年ぶりで楽しいひと時となりました。
AMAブース

ボローニャは中部イタリアの農業地帯になりますが、「学問と美食の街」と言われるように1088年に創立された世界で最古の大学ボローニャ大学とラザニヤやスパゲッティーボロネーゼなどの郷土料理が有名な歴史的な街です。
日曜蚤の市""

街並みはレンガ色をした独特のアーケード、ポルティコと呼ばれる柱廊が中世の残る街並みとして町中に残されて張り巡らされたポルティコは雨や強い日差しから人々を守り、その様式はロマネスク様式ゴシック様式、ルネッサンス様式と造られた時代を今もそのままに様々なデザインのポルティコが42kmに渡り張り巡らされています。ネプチューンの噴水



ショーの合間に少し待ち歩きを楽しんできました。
ボローニャ一番のタワー

498段の階段

奥沢の家!

解禁といってもボジョレーでも松葉蟹でもない。 世田谷区奥沢の家の写真が公開出来る様になった。 世界初?水槽の上のキッチン

この現場は1月に工事をした物件で、海水魚の水槽ではない。
この家の主が渓流遊びが好きで山女を飼いたいということを友人から紹介された設計士からの依頼で引き受けたが渓流魚ゆえに水温が15度から20度くらいになる。B-BOXの山女

普通に考えると結露してしまうので、何処に設置するのかと聞くとリビングのアイランドキッチンにすると言う? レストランかと聞くと住宅だという? 理解できない打合せの末に完成した家?
カーテンやブラインドなど覆うものの無い家

新建築に掲載されました。
リビングの中央に在り外から見る水槽?

リビングの真ん中にあるアイランドキッチンの土台が水槽で側板もアクリルで40mmにして透けて見えるのがいい? アートは理解できないのか?考え方が古いのか取りあえず床に結露させないようにペア構造の水槽を作り、冷却能力を強化した1.5馬力用のチタンスパイラルチラータンクをつけた1馬力のクーラーで床に15cm落としこんでの設置になるので、濾過層は地下室につくりスタイロフォームで断熱し木箱の内側にもスタイロフォームを貼り付けてポンプの防音をした。

家の引渡し後はまだ見ていなかったのでどんな家に仕上がるのか楽しみであった。

ところで水槽は何処から見るの?と聞くと外から見るとの返事? フィックスの1枚ガラスの向こうは舗道になっていてそこから見ると言う主。 外から見るとちょうど目線が渓流を眺めるみたいになるそんな水槽見たこと無いねんけどと思いながら一番寒い冬の夜に水槽に側板40mmのアクリルを接着し、あまりにも接着具合がよくないので、急遽補強に三角のアクリル板を工場から送ってもらった。
 

このために1泊延泊したがこんな作品になるとは想像もつかなかった。 工事中のリビングにすえつけた水槽を見た主は想像を超えた水槽の出来栄えです、正直感動しましたと試運転中の殺風景な水槽を見て褒め称えてくれました。
ペア構造の水槽とは水槽の中に水槽がある、今回は1800Wx600Dx780H外寸に8mmのアクリル水槽で20mmの空間を空けて13mmの水槽を中に納めて空間を密閉しました。低水温の水槽で結露してはいけない場所にはこのような水槽を提案する。 かに道楽の松葉ガニの生簀はこのような作りになっています。

このような水槽はアクリルの接合面が水が入った時と入ってない時に屈折が変わるので見え方が変わってしまうのが難点になる。その為、工房で小さなペア水槽の模型を作り照明を当てて写真を撮り写り込みの検証もした。

山女はB-BOXの渓流魚コーナーから分けてもらいついでにシポラックスを1ヶ月ほど漬け込んでバクテリアの種付けもお願いした。 

水槽の据え付けられた家は設計者と依頼主との意思の疎通がなければ良い出来栄えにならない、家は住まいであるが作品でもある。 
今回も、自分の受け持つパートでは良い作品に仕上がったと自負しても良いだろう。
奥沢の家はアート作品『B面がA面にかわるとき/長坂 常』(著者:長坂常 編集:株式会社大和プレス)として近日出版されます。

DAWA PRESS VIEWING ROOM と新建築


その続編として、広島で近代アートとネイチャーアートのコラボレートした作品を6月に製作にかかります。ゴールデンウィークが明けてからアートの勉強にイタリアに旅しようと思います。

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