彼女が出来るとアクアエンゲル係数がダウンするので、なんとなく解る?どっかの奥様みたいで嫌やねぇー・・・先日も、殿が元気になったので夕食に行こうとタンダリンに電話をすれば、今日は人に言えない用事で出かけているので来れないという、愛娘にも言えない用事かと殿が聞くと電話を切ったという。
「怪しい?そんな事今まで無かったのに?さては・・・独身のタンダリンだから嬉しい事なのだが・・殿には複雑な心境になるのだろう?
ゴールデンウィークに8年ぶりに水槽をリニューアルしたH田さん、同じ入れ替えるなら、2008年水槽オブザイヤーを目指すくらい綺麗にしようよと言われ、システムに拘った。
EcoSystemを取り入れたサンプにCaリアクター、SKドーサー、Ecoスキマー、IKSアクアコントローラーで制御とモニターリング、グローテックで添加剤のドーシング、ポンプはインバーターで制御する。
Ecoロジーなハイテク水槽を立ち上げました。以前から騒音対策でポンプは床下に有りましたが、照明の配線を見えないようにするために右横に配線隠しの壁を起こし、天井にも安定器を収納する屋根裏を自作しました。 リフジウムゾーンは開口し夜間の明り取りにすると聞きました。H田さんもやっとアクアエンゲル係数がUPしてきました。
ここ数年は彼女に入れあげていて、彼女の為に新居に部屋まで作っていた。本当は此処にも水槽が入る予定とちゃうかったん?
と聞きたいくらいだが、今日は彼女を紹介してくれるというので皆で出かけた。 目の覚めるような赤いシルエットが美しい。この彼女に入れあげていたのならアクアエンゲル係数ダウンも仕方が無い事か?
殿がタンダリンに「タンダリンも一緒や!こそこそとしてる思うたら彼女に貢いでる」「ちゃうは、今日はちゃんと帰りにブラバン連れて帰るから彼女居てへん!」
「ほんなら此間何処行ってた?」「そんな事より殿も赤いお姉ちゃん作ったらええねん。」「なんでやねん!!」
昨日まで3日間岡崎市にある基礎生物研究所で3月から続いている公に出来ない工事をしていました。
今回は少し許可をいただいたのでその実験生物について少しお話をしましょう。
そのお魚はメダカです。メダカは簡単にブリーディング出来る実験対象生物でその目的は多種多様です、この2ヶ月も医療の実験用の飼育システムから主に免疫や予防、或いはDNAによる実験を行なっている大学や国立病院などほぼ毎週工事しています。
メダカではないがゼブラフィッシュの実験から昨年心筋を動かすたんぱく質が見つかったと発表されましたがその対象生物を管理するシステム水槽をサポートしています。
今回は、世界中のメダカのDNAを研究しデーターベース化し、その分野で研究をする人たちにメダカを提供する為のストック水槽を作りました。
この研究の責任者である成瀬先生からメダカについて面白いお話を沢山お聞きしたが特に印象深かったのは日本のメダカについてで、最近絶滅危惧種にしていされてあちこちで環境保護というなのもとに
メダカの放流をされていますが、放流するにはその地域のメダカを放流しなければいけません、例えば大阪のメダカと東京のメダカは同じに見えてもDNAを見ると全く違うので大阪で放流するには大阪産のDNAを持ったメダカを放流しないと、大変な事になるそうです。ではどれくらい違うのですかと尋ねると
チンパンジーから人に進化したよりも更に古くて異なるDNAを持っているそうです。ただ、東京のメダカと大阪のメダカのどちらから進化したかは判別つかないそうです。 ただ、東京のメダカは本来どれかというのが難しいくらいDNAが混じっているというほど多種になっているみたいでそれらをDNA解析しデーターベースを作るのが目的です。 此処には、遺伝子組み換えで作られたメダカや海外のメダカもいます。
この赤いメダカはサンゴの赤い発光タンパク質をDNAに入れて作られたそうです。蛍光灯がついているとじっとしていますが、蛍光灯が切れた後元気に泳いでいました。まさかキサンゴから赤いタンパク質獲ったんだろうか? 日本では禁止されている遺伝子組み換えの観賞魚の販売ですが、台湾では
クラゲの発光タンパク質を組み込んだ光るメダカが販売されているようです。
今月は管理人にBlogの更新でも負けていると思っていたらカレンダー準備完了のメールが来ている。
どうしたんや、此処でも先を越されている。
5月のカレンダーのパスワードを発表します。「madara」です。そう5月はマダラハナダイです。
昨年5月に2匹入荷し11月に再び2匹入荷した時点では深場のレアなハナダイで非常に高価でした。
日本では普段は50m以深に生息していて冬場の水温が下がった時に30mくらいまで上がってくると言われています。年末くらいからインドネシア便でぽつぽつと入荷するようになり、今は市場に溢れるようになってしまい、高い価格で買ったお客様には申し訳ない事態になったと思います。
だからといって魚の魅力が無いわけでは無く、綺麗で丈夫なハナダイです。
過去にもこのようなケースは多々あってココスピグミーが30万を超えていたり、ホムラハゼが10万以上したこともありました。思えば、ゴールデンエンゼルも初入荷時は10数万で取引されました。
最近ではオレンジストライプバスレットも20万を超えていました。共に今は1万円台で購入出来る魚になり、ポピュラーとなりました。嬉しい誤算と思えば慰めになるのだろうか?
高級クラブの売れっ子キャストがラウンジに行き、スナックを開店したようなもんかな、通い易くなったがステータスは???
そんなスナックでも個体差で人気に差が付くようなもんか? まだ心境は複雑です。 日本で見に行こうと思うと寒い季節に辛い装備で冷たい海に必死で潜りやっと見れるお魚です。
ここで5月までのパスワードの復唱しておきます。
1月 personatus
2月 sagamiensis
3月 abei
4月 heath
5 月 madara
それにしてもフィリピン、インドネシアの採集ダイバーは凄いな!