先日、フロリダキーズの深場で採集された新種と思われるハナダイ、残念ながら減圧症で4匹中3匹が出荷前に死んでしまいました。残る1匹も鰭が溶けてやばい状態で到着しました。
秘薬によるトリートメント1週間と深い水槽にケースで沈めて減圧浴し持ち直し冷凍ブラインシュリンプを食べるまでに回復しました。まだ胸鰭が少し戻ってはいないが減圧症もなくそろそろ販売可能になってくる。
パッと見はスレッドノーズバスAnthias tenuisのように見えますが背びれの縁取りも違う?
この種のハナダイは水深は60mより深い場所に生息している。 ラフタンバス、レッドバービアー、スレッドノーズはほぼ同じ水深80m付近から採集されてくる。
同じ様な水深で採集されて、減圧処置されてもダメージを受ける種ということになる。
スレッドノーズバスAnthias tenuis
レッドバービアー Hemanthias vivanus
Smithsoniann Marine Ecosystems Hemanthias vivanus Male
フロリダスミソニアン博物館のレッドバービアー 暗い水槽で映える発色をしている。
ラフタンバス Holanthias martinicensis
明るい水槽だとこんな感じになるラフタンバス
昨日は、なんと不思議な1日になりました。 数ヶ月前にアリゾナのShopAquaTouchのオーナーMichael P. JanesさんからBHに訪問したいとメールがあり午前の予定を空けていた。
彼は、昨年のMACNAXXで私の講演を称賛してくれた一人として印象に残っていましたがBHを見てみたいとわざわざアメリカからやってきた。
朝10時の約束に遅れる事無く訪れたJanesさんとオペレーションマネージャーDavidsonさんは長旅の疲れも見せずに店内の写真を撮りまくっていた。
日本に何しに来たの?と聞くと週末に行なわれるADAのネイチャーアクアリウムパーティー「世界水草レイアウトコンテスト2009」の結果発表に参加し新潟のADAセミナー1週間を受けるという。
東京、新潟の前に成田から電車を乗り継いで深夜にそれもBHに是非来たかったというだけで往復25000円の新幹線で来たと聞いて今夜一緒に食事をしましょうと誘いました。 彼らは、今年の1月にSQでアリゾナ成田の航空券を400ドルで購入して10日間の予定で日本に来た。
今年のMACNAには当然行ってないが来年のオーランドには行くからそこで会いましょうと誘われた。
そして青森県弘前市の長谷川様、前日より消化器学会出席の為、御来阪中で学会は京都ですが、5000人ものお医者さんが集まっているため京都ではホテルがとれなくて大阪にご宿泊という事でちょうど、明日、B-Box軍団もアクアテイラーズのビーシュリンプコンテストに参加の為、来る事になっていたので明日よかったら食事しましょうとお誘いしました。
弘前では美味しい昼食をご馳走になっているので何をご馳走すればと考えたのですがアメリカのお客さんも有りだし、博多鳥善水炊きに行くことにした。7時集合にジャイアン店長率いるB-Box軍団3名がホテルから道を間違えて3倍遠回りしてやってきたから少し遅れてのスタートになった。青森のアクア情報やアメリカの市場情報などをいろいろとお話できてすごく有意義な集いになった。
それにしても、こんな宴会はありえないだろう? 偶然とはいえまた皆で集まろうとしても難しいと思えるような夜であった。
続き
予定よりも数時間遅れて、訪問したのはアクア界のトレンドリーダーPOEさんの家である。
結構長いお付き合いだが水槽を拝見するのは初めてでとても楽しみにしていたのである。
POEさんはコーラルフィッシュの隔月間ベルリン通信やヤドカリ図鑑を書いているベテランアクアリストだこの記事だけは不思議とブルーハーバーや私の名前は意図的に消されない、ATフィールドで守られている。
POEさんはラーメン通だが、彼に是非とも食していただきたい絶品のお好み焼き生パックを持参した、関東アクア界では有名な恐妻家のPOEさんの奥様にも好印象を与えるべき最強のローカルフード。
バリ島やLAにも持参しホットケーキの如くフライパンで引っくり返して焼き上げるのだが初対面でキッチンに入りそこまでやる勇気はこの日は無かったので後ほど感想を聞こう。
POEさんの水槽現在はベントラリス、キャンディーバス、ブラックバンド、ニシキヤッコ、サウスシーズラス、イヤールズラスのペアが泳ぐどちらかといえば深場のお魚の水槽です。しかし、もうそろそろミドリイシを復活させるみたいで今後が楽しみです。
この水槽のリフジウムは2個有り、片方はレッドストライプバスレットとアフリカンリーフバスレットがなんとなくペアのように仲良くしています。
もう一つにはニシキハナダイがオシャレハナダイを待つように準備されています。
POEさんの水槽はある意味アクアリストの目標に成る水槽とも言えるので、彼が描いている次の構想はとても気になる部分でもあります。
日本のアクアリストの水槽を真似る海外のアクアリストも彼の水槽をチェックしています。
単純に考えるとDeepWaterFishにDeepWaterアクロポラの組み合わせが良いと思われるようですが、この組み合わせは水温が違うので難しいのです。
日本においては沖縄でも
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水槽で飼育する事で雄雌の違いと思われていたのが同じ魚の興奮色であったりしたのが分る事や、単なる黄化個体であったりしたりする事もある。
この写真のニシキハナダイは同一の個体ですが、Divingの水中写真では雌雄の差と思われていたものが捕食時などの興奮時に魅せるカラーパターンということが水槽飼育で飼い込む事で撮影することが出来たその一瞬の技です。
ベラの婚姻色など一瞬をうまく撮影するためにストロボの使い方など本当に為になりました。
Reefタンクのサンゴの水景に水中カメラを使った水槽写真など、綺麗に実物に近い色合いの本を作るのに大変な努力が要ることや、
図鑑を作るために手に入らない魚の写真を撮る為に現地に出かけるなど情熱も経費も大変な事だ。
今回のサプライズは、円藤さんのMACY7、この為にかっしいさんが関東よりお見えになられた事、今までかっしいさんとゆっくりお話しが出来なかったので懇親会では深いお話しも出来て楽しい一時でした。
此処に円藤さんの素晴らしい写真をご紹介します。
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