Swich on

震災後初めて東京に来ました。新幹線を降りて八重洲口に出ると暗い?そうか節電中かと改めて感じた。首都東京がこんな状況になるなんて大阪にいると考えられなかった事が現実として今此処にある。 

地震の影響で遅れていた葛西臨海水族館のプロテインスキマーの設置工事の検査確認の為に昨日から上京している。
 

葛西水族館は日本で最初にベルリンシステムの水槽を立ち上げた水族館です。運よくその時からずっとお付き合いがありサンゴ水槽以外のいろんな水槽にETSSプロテインスキマーを設置していただいています。


その一番最初に設置していただいたスキマーはHSA2000でしたが2号機からはすべてETSSで設置しています


それも工事はほとんどがO村さんがしているので私は、いつも丸投げで電源のスイッチをONにするだけで水量とバルブの調整をしているだけです。
そんなO村さんのお付き合いでサンシャイン水族館やしながわ水族館のお付き合いもさせていただいています。O村さんの実家は宮城県の仙台空港の近くにあり津波で流されて2階部分が1キロはなれた場所で見つかるほどの被害にあったにも拘らず工事を完了させてくれた。感謝感激で言葉にならない気持ちになる。
改めて人と人のつながりの大切さを実感する。

1周年

早いもんであの移転統合から後1週間で1年が経つ。去年の今頃は、新店舗を訪問してくれたお客様もたぶん間に合わないと思う中なんとか必死に間に合わせかろうじてオープンした。
その後も未完成部分の工事を続けながら、1周年を迎える。

昨年の1月12日に北九州より単身乗り込んできたZ君もあっというまの1年が過ぎBHのスタッフとしてスキルアップしてきています。 彼の頑張りがあったから1年間があっという間に過ぎてしまったというものなのかもしれない。 
今までは噂話で聞いていた情報の成否!? 巷の噂がいかに胡散臭い作り話だということが良くわかった1年だと彼も思っていることだろう。


この一年間は原点に返るがの如く、古くからのお付き合いのある皆様によりいっそう助けられた気がします。いつの間にかこの業界に入り17年目となった。 


まったく趣味で魚を飼った事の無い私が今までやってこれたのもひとえに皆様の暖かいご支援のおかげとしか言いようがありません。

年末は超忙しく、世界を旅していたので恒例のBigChanceも中止にしました。
昨年より引き続き東京の3箇所の水族館の工事や、大阪の海遊館のお仕事の準備やらで相変わらずの慌しさで準備不足も否めませんが昨年末から準備してきた逸品が今週から入荷して来てます。


その分1周年セールを大人の事情で1週早めて行いたいと思います。
今日は、カリブDynastyとORAより28BOXの入荷がありました。
 

ORAミッドナイトオセラリス30匹プラチナオセラリス20匹セミスノーオセラリス20匹やオーキッドドティバック50匹の入荷がありました。Dynastyは青いクィーンAやロイヤルグラマーに綺麗なバブルディスクは約150個の入荷となりました。

明日は昼にBaliより正規Cites輸入サンゴ28BOXと夜に前回人気のオーストラリアの正規Cites付輸入サンゴにCORAL SEA FISHが入荷予定です。
CORAL FISHとは違います、お間違いの無いようにご注意下さい。
22日より1周年記念セール始まります。
ちょっと熱い在庫の数ですご期待を!!

大陸横断ウルトラクイズ アトランタ編3

ホノルル空港までFrank博士に送ってもらい、次の訪問都市アトランタに向かった。大陸横断ウルトラクイズなんて書いてますが8日間の旅で三泊が機内という強行スケジュールでハワイ以外は各都市一泊という日程です。


しかもアトランタの次もなかなか行けない場所に行きます。それも一人旅です。ここで三問目の答です。 この屋外の庭にワイキキ水族館名物のリーフタンクが有りました。

今から25年前に前館長のブルースさんが考えた水槽よりも上に貯水槽を作り水槽からオーバーフローした水をポンプで汲み上げてサイフォンで落下させて水流をつくり汚れも流し酸素も供給するというシステムでこの水槽で育てたサンゴは多くの是米の水族館に贈られていました。 

これ四問目の答 遠征で採集した魚を運ぶときに使うクーラーを改造した水槽でスキマーにメカニカルフィルター水温を冷やすクーラーもついてます。

その水槽が今取り壊されています。 このシステムはバックヤードでも使われていて今も此処にあったサンゴはいくつかは保管されていますが、今日訪問したアトランタ水族館にも株分けされています。

今回、私はアトランタ水族館にオープンから5年を経過したオーシャンボイジャー水槽とトロピカルダイバーのリーフ水槽のロカシステムの勉強に行きました。


それも、九月のMACNAでブルースさんからアタランタ水族館に勤務する唯一の日本人スタッフ河原くんが年内で帰国する為にその前に見学に来いよとお声を掛けていただいていたからです。



ブルースさんに2年前のMACNAの講演に呼んでいただき初日のKEYNOTEスピーカーを務めさせていただいてから早2年が過ぎた。
この水族館の最大の売りである殆ど海水交換をしていないオーシャンボイジヤー水槽〔水量は美ら海水族館の三倍弱〕の現況とシステムを元ブルーハーバースタッフNAOこと河原直明君{2000年に在籍}通訳しながら説明が聞ける最後のチャンスなので無理やり作ったスケジュールでもある。


ちょうどこの日にスタッフが彼の送別会をしてくれるのでそれも参加した。

Smithsonian National Museums

首都ワシントンDCに着いた私たちは彼の水槽を見学する前にホワイトハウスのある特別区のワシントン記念塔から国会議事堂までのナショナルモールにある世界最大の博物館群スミソニアンに案内されました。

ホワイトハウス

ワシントンモニュメント


18の博物館、美術館、国立動物園からなるスミソニアン協会は1億3650万点もの文化遺産や標本を所蔵し全米で公開しています。
スモソニアン協会本部

その中で、国立航空宇宙博物館と国立自然史博物館を見学してきました。

スミソニアン博物館は入場料は指定の無い限り無料で各種言語のパンフレットも無料です。
ゼロ戦

ロケットのジェット噴射部


Johnのお父さんはベトナム戦争の時にパイロットとして戦場に行き、戦後はユナイテッド航空のパイロットを30年間務めていました。 

今は彼の留守の間水槽の管理をしてくれているそうです。彼も10歳の頃から海水魚を飼い始めたという約20数年のキャリアの持ち主です。
自然史博物館


国立航空宇宙博物館は、飛行機の歴史を展示してあり、ライト兄弟の人類初の飛行機や第2次世界大戦や、ジャンボジェット、最新式の戦闘機や宇宙開発のロケットなども展示されていますが、此処に展示出来ない大きなロケットやジェット機やスペースシャトルは郊外に別に展示されています。
綺麗なReefTankもある


足早に、見学した私たちは徒歩約10分の自然史博物館を見学しました。

人類の起源から、海洋、地質、動物、魚、サンゴ、に宝石類などアキリンが見たら涎が出るような素晴らしい展示品の数々を一気に見てまわりました。



歴史の無い国家が収拾した歴史的な展示品は素晴らしいものばかりだと思いましたが、本国に帰すべきものも沢山あるのではと複雑な気持ちになります。

ミイラの棺の展示などはその場に行くことが体が重くなる気がしてじっくりと見る気持ちにはなりません。

世界中からの移民の多国籍国家ゆえにいろいろな考えもあると思う、その部分を凝縮された文化的遺産や歴史的遺産、科学的な研究をまとめて展示公開されている。

とても一日ではすべてを見ることの出来ない博物館群を忙しい中案内してくれたJohnに感謝です。

MACNA ORLAND 2010

MACNA 2010 ORLANDはオーランドというリゾートで開催されている為家族連れでの参加が例年に無く多い。
デルビークさんの娘アレックスとジュリアンの息子ルイース

我が師匠チャールズデルビークも1歳4ヶ月の娘と奥さんのケンと一緒に来ているし、ジュリアンスプラングも愛息ルイースとユビーサ婦人も土曜日に合流した。
ジュリアンのシャコ会の講演

今回は2年ぶりになるが毎回より盛大になってきている気がします。
初めて参加した、13回のルイビルMACNAではホリデーインホテルで会場もコンパクトでカンファレンスも小さなホールであった。 
デルビーク氏の子供の頃と娘

ただし、熱気は今も変わらないくらい参加者は真剣に聞き入っていた。
13回ルイビルMACNAの水野氏

師匠チャールズの講演は自身のアクアリウムの歴史とReefAquariumの歴史を重ねながら進歩する

今後を予測するものとして昔のシステムから現在のシステムへの移行に伴い、飼育している珊瑚や魚も変わりつつあるし、器具の進化についても説明していました。
MP60は40を全開で使うユーザーに良いでしょう

10年昔から一番の進歩は水流を作る器具です。

当時は、SEASWIRL、エディニックローターかレッドシーのウェーブコントローラーでマキシージェットくらいしか選択が無かった。
MP6011月発売予定で静かに安定性良くなり25mmの厚みにまで取り付け可約700ドルになりそう

その後、TunzeのWaveBOxやストリームポンプ、ボーテックと画期的な水流を作るポンプが発売された。
シースワールの新型大水量用

スキマーやリアクターは画期的というほどの進化は見れないが省エネポンプや形状による効率の良さなどが改良されている。

今年で22回目となるMACNAはホビーストの知りたい話を幅広く多岐にわたり講演出来るスピーカーを集めている。
ORA

 蛸やイカの飼育の第一人者Richad Rossカリフォルニアステインハーツ博物館の繁殖の話やフィジーの珊瑚礁の10年間を調査しているブルースカールソンの公演やジュリアンのハイブリットの魚のお話などいろいろとありどの会場にも熱気にあふれていました。

最終日の今日は若手の有望株John Coppolinoが講演を行うので楽しみにしています。

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