みちのくKR旅 仙台編

インターズの後フランクフルトから、そのまま成田に飛び、国内線に乗り換え震災後はじめて仙台を訪問しました。

被災地で仙台市で、営業を再開しているナッシュビルさんは以前の店舗と場所は同じですが、以前の店舗は壁が落ち内装にも大きなダメージがあったので、以前は事務所スペースだった場所に什器を移動して営業を再開しています。 

前のお店の半分にも満たないスペースですが、ほぼ全滅した水槽を見事に復活させていました。 ストックスペースは少ないですが、状態の良いサンゴや魚の在庫は充実していました。
そんなナッシュビルさんの一押しのお客様、佐藤様をご紹介いただき水槽拝見させていただきました。


3月11日の地震の一週間前に立ち上げた60cm水槽にスズメダイとカクレクマノミをテストフィッシュにいれてさあーこれからというときにあの地震で止めざるをえなくなった。
そんな佐藤さんとナッシュビルさんを結びつける一つのドラマがありました。 
それは、次号のMARINE AQUARIST64号6月16日発売にて詳しくご紹介されているでしょう。
あの地震の後にお父さんの趣味の水槽が家族の癒しの水槽になっている家庭が多いと聞き嬉しく思いました。経済的にも、社会的にも大変な時に家族を癒す水槽が役に立っている、そしてKRのUSERさんのKR義捐金として贈らせていただいたKR91-24Bもナッシュビルさんの店内を明るく照らしていました。

続いてユニークフィッシュ高橋さんを訪問しました。


ユニークフィッシュさんは地震で什器や建物には被害は少なかったみたいですが、停電の影響で生体はかなりの被害やダメージがありました。


しかし、その後はしっかりと復活されています。10cmを切るクラリオンAやレンテンヤッコにブラックバンデッドAなどとても状態の良い人気の魚種の在庫がありました。


サンゴのストックも充実している。 
そんな高橋さんのおすすめの客様Y様の水槽を拝見させてもらいました。
この水槽も地震の後の停電でほとんどをダメにしてしまい、その後からのスタートになりましたが以前にも増して熱が入ったというYさん、水替えは水道水でROを使ってないのにちゃんと飼えているのは仙台の水はきれいなのか?そういえば佐藤さんも水道水を中和して使っていると聞いた。

両店舗とも状態の安定したサンゴや魚を販売しているので安心して買えるというお客さんの言葉が聞けて嬉しい。

最近は希少種や飼育困難種まで未開封袋渡しで販売しているお店もある。 一生懸命に電話営業する時間を魚のトリートメントやサンゴの水質調整にかけた方が生き物に対してHappyでは無いだろうか? 価格を抑える代わりに手間を省くやり方は生き物を販売する業者としては恥ずかしい事だ。


ストック水槽を持たない、箱売り業者も同じで、あんたら魚やサンゴの何が解って販売してるねん?
もっと酷いのはブローカーで英語のコミニケーションが取れないけど安く買いたいという小売店の間に入り手数料と称し代金に20%くらい上乗せして販売している。 
買うお店も少しでも魚が横たわっていると死亡と騒ぎ立てるし、ブローカーはシッパーに死着報告をする。痛いのはシッパーに押し付けて自分は知らん顔である。 
土産物屋さんのバックマージンで生活しているのは悪いとは言わないが、人のまわしで相撲を取るだけでは良い仕事とは言えない、希少種を餌に言葉巧みにお金を騙し取られない様に注意しよう。
生き物の販売は愛情をもって接しましょう。 器具の販売は実績とプライドそしてブランドに対する思い入れも忘れずに。 日和見って信念の無い業者が多いのが情けない。

<< 2012年05月26日 >>
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