InterZoo 2012 リポート

予定では行かないつもりでいた今年のインターズに海外の友人達からのお誘いがあり急遽空席を探した。 何とか前日にNurembegに到着しタクシーでホテルに着いた。


かれこれ、10年ほど2年毎に来ています。 
ここに、来ると世界の流行が解るというくらいに面白い発見がある。初日の今日は、あいさつ回りに追われる。 


Quarty Marine,クリス社長Marine center,トマソンマネジャーLiveaqualiaケビィン などの取引先と出会うたびに話し込んでしまう。
Eco-lampsチャールズ社長や香港のリチャードなども合流している。 
一同が集まるので話が盛り上がる。

今日のサプライズはDynastyのForrestさんが新婚旅行をかねてここに来ていたことです。
3月にマイアミでは会えなかったので久しぶりに顔を見てとてもうれしかった。
今日は誰に会えるか楽しみです。おそらく数年ぶりに会う不死鳥のような親父だろう。


ポールのZeovitはあいかわらずありえない美しさのサンゴであふれている。
今回は2年前ほどZeoを真似する商品も少ない。
そういえば、日本は高級魚が入荷ラッシュしているみたいだ。
Zeovitの黄色ほどではないが希少な黄色い天使が来ました。

何年振りだろう相変わらずきれいやんと歌いたくなる。

EU デビュー

インターズ2012もLED照明が沢山出ています。 さすがにもうメタハラは無いやろうと思っていましたがまだ少しは展示されています。


スタイリッシュナボディーのデザインから機能重視のデザインなど沢山見受けられますが、やはりフルスペクトルLEDはKR93SPしかまだありません。


USAでは代理店が高いLEDは売れないと言い販売の見込みがありませんが、すでにJulian氏が3月に使い始めてからサンゴの色がかなり良くなったと言ってくれました。

今回はAMAGermanのブースにえeco-lampの商品を展示しました。 問い合わせの半分以上がLEDです。特にSPに興味を持つ販売店の方が多く数台は店舗使用のご注文もいただいたみたいです。

一緒のブースのネーチャーズオーシャンのベーリー氏も水槽の照明をKR93SP-24Bにするからと2台ご注文いただきました。 支払いはネーチャーズオーシャンのライブサンドでという物々交換になりましたが。。。

日本では昨日もハイグレードなAUSSIEアクロポラが入荷したみたいです。Z君N嬢も連日大忙しです、生き物在庫がいくらやねん?怖いです。

15000step

InterZoo2012は2年前に較べるとブースの数も多くホールの数は10会場にもなりました。
地元ドイツの老舗デナリーやH&Sスキマーが出てなかったり、日本のアクアメーカーではカミハタさんくらいしか、見当たらなかったりします。前回よりも入場者数は多くなっているにもかかわらず日本人は少なく感じました。


そんな中で台湾やシンガポールのメーカーが頑張ってきているのかなと思います。当然中国のブースはすさまじく多いのですが、なんか女人街の夜店と大して変わらない雰囲気で、こんなん買っても大丈夫なん?と考えてしまいます。スキマーなんかはまあほとんどがコピーばかりで中国より少しましな作り方がシンガポールと台湾?くらいなもんで本当に心がときめきません。 


そんな中
でもMRコピーは凄まじい勢いで商談をしていました。 

凄いなコイツは?本当に器具フェチな奴やと感心します。あちこちのメーカーを少しずつつまみ食いしながら当然ライバルメーカーの器具すら同列で販売できるなど。 たくさんの愛人を同じマンションに堂々と囲うようなもんで見ているだけでハラハラします。本当にたくさん愛を与えられるの?愛はお金で買えるの?他の奴に取られない為に囲うてるの?くらいに愛が感じられないのはなぜ?ただ彼はアクアリウムすべてに愛と時間を注いでいるのかな?と感じます。そんな素晴らしいMr,コピー氏の残念なのが見極めが出来ていない事なのかもしれません。 器具のポテンシャルを引き出す使い方が解ってないのが痛いところかも?当然愛人同士が喧嘩しないようにそこそこ褒めるのが上手いところ。
こんなにぼろくそに書いてるけど愛情だよ!愛情!
これからもたくさんの愛人を囲いハラハラしながら日本市場をコントロールしてね!
インターズではいろんな人に声をかけられます。 アフリカのシッパーさんや紅海のシッパーにアメリカやヨーロッパの魚問屋に知らないたくさんの人々皆珍しい魚が採れたらコイツに売れと紹介してくれます。当然、レアな魚やサンゴは数少ないからレアなわけで1度に10数匹や数十も入荷すればレアではなくなるのは当たり前なのに!?

おそらく4日間で1年分のビールを飲み(痛風予備軍だから普段はワインか焼酎しか極力飲まない)毎日15000歩歩いてディナーを毎夜2回する。
今晩寝たら日本に帰れる、仙台の皆様福島の皆様もう少しでお会い出来ます。

みちのくKR旅 仙台編

インターズの後フランクフルトから、そのまま成田に飛び、国内線に乗り換え震災後はじめて仙台を訪問しました。

被災地で仙台市で、営業を再開しているナッシュビルさんは以前の店舗と場所は同じですが、以前の店舗は壁が落ち内装にも大きなダメージがあったので、以前は事務所スペースだった場所に什器を移動して営業を再開しています。 

前のお店の半分にも満たないスペースですが、ほぼ全滅した水槽を見事に復活させていました。 ストックスペースは少ないですが、状態の良いサンゴや魚の在庫は充実していました。
そんなナッシュビルさんの一押しのお客様、佐藤様をご紹介いただき水槽拝見させていただきました。


3月11日の地震の一週間前に立ち上げた60cm水槽にスズメダイとカクレクマノミをテストフィッシュにいれてさあーこれからというときにあの地震で止めざるをえなくなった。
そんな佐藤さんとナッシュビルさんを結びつける一つのドラマがありました。 
それは、次号のMARINE AQUARIST64号6月16日発売にて詳しくご紹介されているでしょう。
あの地震の後にお父さんの趣味の水槽が家族の癒しの水槽になっている家庭が多いと聞き嬉しく思いました。経済的にも、社会的にも大変な時に家族を癒す水槽が役に立っている、そしてKRのUSERさんのKR義捐金として贈らせていただいたKR91-24Bもナッシュビルさんの店内を明るく照らしていました。

続いてユニークフィッシュ高橋さんを訪問しました。


ユニークフィッシュさんは地震で什器や建物には被害は少なかったみたいですが、停電の影響で生体はかなりの被害やダメージがありました。


しかし、その後はしっかりと復活されています。10cmを切るクラリオンAやレンテンヤッコにブラックバンデッドAなどとても状態の良い人気の魚種の在庫がありました。


サンゴのストックも充実している。 
そんな高橋さんのおすすめの客様Y様の水槽を拝見させてもらいました。
この水槽も地震の後の停電でほとんどをダメにしてしまい、その後からのスタートになりましたが以前にも増して熱が入ったというYさん、水替えは水道水でROを使ってないのにちゃんと飼えているのは仙台の水はきれいなのか?そういえば佐藤さんも水道水を中和して使っていると聞いた。

両店舗とも状態の安定したサンゴや魚を販売しているので安心して買えるというお客さんの言葉が聞けて嬉しい。

最近は希少種や飼育困難種まで未開封袋渡しで販売しているお店もある。 一生懸命に電話営業する時間を魚のトリートメントやサンゴの水質調整にかけた方が生き物に対してHappyでは無いだろうか? 価格を抑える代わりに手間を省くやり方は生き物を販売する業者としては恥ずかしい事だ。


ストック水槽を持たない、箱売り業者も同じで、あんたら魚やサンゴの何が解って販売してるねん?
もっと酷いのはブローカーで英語のコミニケーションが取れないけど安く買いたいという小売店の間に入り手数料と称し代金に20%くらい上乗せして販売している。 
買うお店も少しでも魚が横たわっていると死亡と騒ぎ立てるし、ブローカーはシッパーに死着報告をする。痛いのはシッパーに押し付けて自分は知らん顔である。 
土産物屋さんのバックマージンで生活しているのは悪いとは言わないが、人のまわしで相撲を取るだけでは良い仕事とは言えない、希少種を餌に言葉巧みにお金を騙し取られない様に注意しよう。
生き物の販売は愛情をもって接しましょう。 器具の販売は実績とプライドそしてブランドに対する思い入れも忘れずに。 日和見って信念の無い業者が多いのが情けない。

みちのくKR旅 福島

仙台の懐かしい昔話の宴の翌朝、高速をぶっとび福島を目指しました。 以前なら2時間もあれば着いてた道のりもあちらこちらで復旧作業で片側通行の為3時間半くらいかかりました。
ようやく昼過ぎにアクアリウムペット菅野に到着しました。
2月にオープンしたての時にお邪魔した以来です。ずいぶんと水槽も安定し、お店も順調に、堅実に仕事をしているのがよくわかります。
金魚、水草、熱帯魚、爬虫類、海水魚と小さいお店ながら守備範囲の広さは驚きですが、扱いアイテムを絞り、良いものを安心して販売するスタイルは信頼できるお店です。


そして、菅野さんの一押しのお客様鈴木さんの水槽を拝見しました。 2月の時は、消防団に所属する鈴木さんが徹夜の消防活動で拝見出来なかったので、楽しみにしていました。


いわき市にはアクアマリン福島というすばらしい水族館があります。 ここの開業時からお取引頂いているので時折来ることになりねぎしサンゴ園さんを通じて鈴木さんの水槽を作らせていただきました。

鈴木さんもEcoSystemで良い水槽を作り上げた後に、アクア熱が冷めかけていた所、Zeovitでまた再燃するようになり、ようやく落ち着きかけたころに震災に遭い、またリセットすることになり、今はAussieのコレクターとして大阪に買い付けに来ることもあるくらいに熱いお客さんです。


もちろんKRもフルスペKR93SP-36Sを2台取り付けるくらい気合い十分です。 しかし、大好きな指系スパスラータとZeoの相性の悪さには手を焼いています。 その難しさが飼育心をそそられるみたいです。

そして、次は伊藤様の水槽を拝見させていただきました。 こちらにも、クリスタルリーフ水槽にKRというお約束?鉄板というくらいうれしい再会がありました。 


お魚もレンテンヤッコ、キャンデーバスレットなどが深場の水槽に飼育されているマニアック度感激です。 水槽を二つに完全に分けている使い方は作り手の意図と合致しています。
そして、新しく作ったサンゴ水槽にはKR93SP30が存在感を示していました。 
この水槽にはやはりAussieが良く似合います。ブラックバンドも良く映えます。


10月の販売開始から8か月で300台以上のご注文ありがとうございました。 多くのユーザーの驚きの声や感謝の言葉に励まされついついもっと商品を良くしようとすると叱られながらも、2ロット開発など正直不具合も多数報告がありますが、KR93SPはメインの照明としてユーザーさんの支持を得ている商品なので、修理には代品を貸し出すサービスを行っています。

そしてそんなフルスペの弟分KR90DRがいよいよ6月デビューします。 
たぶん1.023からの先行予約がまもなく始まるでしょう。 初回は各機種20台ずつの販売です。
気になる販売価格はKR90DR-12Sで定価34000円です。 出力はノーマルのKR90と同じです。
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