Pomacanthus rhomboides 前回は2001年の2月に4cmくらいの幼魚が2匹入荷していた。それ以来の久しぶりの入荷である。
この魚は紅海から南アフリカまでの沿岸やマダガスカル、サウジアラビアからパキスタンインドまでの沿岸に生息すると言われているが何処から来たかは謎である。
世界中の猛者からいろんなオファーが毎週のように来るので精査しないと大変だ。
当然、これが来るならあのゴールデンカラーの格好良い奴も一緒に来る!?とそう信じていたが、金色に輝く可愛いゴールデンラスと言うようなベラ
Anampses lineatusだけであった。
年末が近づくにつれていろんな話があるがはたしてどうなんだろう?
せっかくいろいろと手を尽くして手に入れた希少な魚やサンゴも後追いの価格競争の題材にされては馬鹿らしくなるだけである。
もうそろそろ棺桶に片足突っ込んでいるような老兵は引き際をわきまえないと単なる老害に過ぎないだろう。
オールドウーマンエンゼルなんて格好悪い名前だがとても個性的な魚で、仕事で東京葛西水族館に行くたびに見とれてしまう。
今回も11年前と同じ飼い主の元に嫁ぐことになる。またモノトーンな水槽の仲間が増える。