それにしても今年ほど自然の脅威といじわるさを感じたことは無い。
高層マンションの水槽も節電
あの東北大地震ですっかり世界が変わってしまった。春先は寒い日が続き冷夏も心配したが、梅雨も記録的に短く、異常に熱い日が多い。おまけに今年は台風の当たり年になりそうです。
震災の影響で関東地区の節電よりも原発の依存率が東電の28%より関電の45%の方が厳しく、電力需要は逼迫している。
4月より販売を始めたLEDシステムライトKR92、KR93もそんな事情も後押しするようでこの不景気の中異例とも言える好調な売れ行きです。ありがとうございます。
とても綺麗な発色を魅せる
このKRシリーズは香港の会社ⓔco-lampsのチャールズ氏が設計し、多くのアクアリストからの意見をとりいれて作っています。
KR91を皮切りにKR92と発展させたのも、香港のみならずアメリカのユーザーからの意見を取り入れています。
特筆すべきは、一体成型されたヒートシンクに優れたアルミボディーである。
カットされたアルミボディー
彼はLEDの特性を知り尽くしているので1Wの素子を最大限に明るくする為のレンズを開発し、直進力を更に強くし、レンズと一体成型したプレートで白色と青色を交互に組み合わせながら横に漏れる光をミックスさせる事で10000Kの素子と420nmの青色の素子でCoralReefの演色性のみならず飼育に適した光量も稼ぎ出しました。
品質を上げながらコストを極力抑える為に、工場のある中国の厦門の対岸の台湾の有名チップメーカーよりチップのみを仕入れて自社の工場で加工しています。俗にLEDは長寿命を謳われていますが、それは素子のことで、それを照らすための基盤やドライバーが非常に熱に弱いので、その対策の為にタイマーの機能に出力調整機能を組み込みました。その出力が50%以上になった時に4個ある小型のファンが回ります。
工場では、組み立てに使うLEDのパーツをまずすべてコントロールユニットと接続し、全点灯、ブルーのみ点灯、月光と各種モードの点灯検査を行い、その際に流れる電流値で正常かどうかを確かめています。その数値に異常が見られればパーツの交換をして組み込みます。
私は工場での組込みを体験し、故障原因の見極め方によるリペアの方法を学び日本での修理が出来る限り可能になるようにすべてのパーツを用意してもらい持ち帰りました。
この商品は1年間の保証期間を設けています。すべての製品にはシリアル番号が記載されています。ご購入のお客様はHPにてご登録下さい。
KP90淡水用パワーは半分だがリーズナブル
故障修理をし易い様に次回の便からセンターサークルを取り外せばカバーが取れるように成りました。最初からこうしていれば良かったのにと思いますが、設計者には綺麗に作る為の意識がある為に複雑にしがちです。
それでも、彼は日本で私たちがリペアをし易い様にセンターサークルのカバーが取り外せるようにボディーに改良してくれました。
現在、超朝場のサンゴSPSに対応するスペクトラムのロットも計画中です。
これには、1.023のエイジさんにアドバイスをいただいて検証していく予定です。
今しばらくお待ちください。
左KP90-12B淡水用右KR90-12B海水用
尚、KP90淡水用及びKR90海水用のLEDシステムはもうすぐ発売です。
現在のKR92、93の半値くらいには出来るでしょう。 ただし明るさも半分くらいです。