TOUGH 4/276

先週の金曜日に入荷したOcean Reef Aquarium ORAのアクアカルチャーフィッシュは日本時間の火曜日の深夜に現地フロリダ州マイアミ空港を出る予定が機材のトラブルで13時間遅れて出発した。途中の中継も悪く本来なら木曜日の朝に到着予定が丸一日遅れて金曜日の朝に到着した。

Spotcinctus Two band Clownfish

荷物はクマノミだけでもプレミアスノーフレークオセラリスやプラチナペルクラ、プレミアムピカソペルクラ、ドミノクラウン、ネイキッドクラウン(オセラリス)やマックローキーズなどかなりのレアな種が約100匹とノーマルのカクレクマノミやオーキッドドテイーなどのメギスその他で合計276匹の入荷であった。
 


ドミノクラウン 
当然、長旅の疲れでコンディションにも若干の不安も有ったので他の魚と混ぜないように急遽、仮設水槽1200x450x450と孫水槽ををひとつ組み立てて様子を見ました。

マックローキーズ

到着時にマックローキーが2匹とプラチナが1匹シナモンが1匹死着していましたが。それ以外は今日時点で発送分も含めて1匹も死亡していません。


これが、ワイルドのフィリピンやネシアのクマノミだとどうだろう? 半分は死んでないだろうか?へたすりゃー爆死もあるだろう。 少し高くても安心して飼えるブリーディングのお魚達はいいと思いませんか?

自然界にはいないような変わったクマノミは芸術作品として見るのも良いでしょう。
 

プラチナ
スノーフレークやネイキッド、ドミノはAmphiprion ocellarisでプラチナやピカソはAmphiprion peruculaから作られている。 

ピカソ
最新の作品Spotcinctus Two band ClownfishはA.bicinctusだ。


昨年アメリカ南部を襲った寒波で多くのカクレクマノミのペアを失い約1年間はノーマルのクマノミの供給が途絶えていたので今回は久々の入荷となりました。

プレミアムスノーフレーク
元気でタフなクマノミやドティバックは初心者にもお勧めの魚です。

今週もまたサプライズな入荷があった。オレンジマージンバタフライの5cmと9.5cm10cmが到着しました。


泉州に来ています。

泉州に来ていますと書くと岸和田か泉佐野に何しに?と大阪人なら突っ込みますがここは海のシルクロードの出発点の町の台湾の大陸側のアモイから車で1時間の福建省の港湾都市泉州に来ています。


ここにはeco-lampsの工場があります。 4月の発売から3ヶ月が経ち初期不良もちらほらと出始めていたりするので、原因究明とサポート体制を強化する為にも工場の視察が重要と感じていた。

LEDは長寿命を謳っていますが、それを発光さす為の電子部品の不具合も多く、パターンに応じた修理のプロセスを学び交換部品を持ち帰り出来るだけ日本で修繕してユーザーさんには極力ご迷惑をお掛けしない様に対応したい。
片隅を照らす照明ではないので、修理期間は代替品を送る等出来る限りの対処をしたい。


この工場では、約80%が一般照明の蛍光灯タイプのLEDT8の灯具のスターターを取り外すだけでよいタイプやEベースのソケットに捻じ込むだけのLEDのランプを作っています。 そしてその殆どが、自社で開発し生産しています。
 

チャールズ社長はLED一筋15年の大ベテランです。 そのLEDの特性を知り尽くしたチャールズ社長が考えて作ったシステムライトがKR91,KR92KR93です。


1WのLEDの性能を最大限引き出した上に各種コントロール機能までつけてこの価格は目下ダントツのコストパホーマンスとお褒めを戴いています。


最新のKR90も点灯試験をしていた。


その価格についてもLEDのチップだけは買っても素子や基盤、の電子部品からアルミボディーやレンズも自社開発で製作し徹底的にコストをおさえています。
そして、自社製品をテストする装置もあり、素子のランク分けあっという間にこなしたり出来上がりの色温度やlmを測定する球体の装置もあります。

また完成した商品を室温35度で24時間点灯し耐熱テストを行い合格した物だけを出荷しています。


それでも、LEDの不具合が時々出るので交換方法を学びました。

熱さ対策

それにしても今年ほど自然の脅威といじわるさを感じたことは無い。

高層マンションの水槽も節電
あの東北大地震ですっかり世界が変わってしまった。春先は寒い日が続き冷夏も心配したが、梅雨も記録的に短く、異常に熱い日が多い。おまけに今年は台風の当たり年になりそうです。
 

震災の影響で関東地区の節電よりも原発の依存率が東電の28%より関電の45%の方が厳しく、電力需要は逼迫している。
4月より販売を始めたLEDシステムライトKR92、KR93もそんな事情も後押しするようでこの不景気の中異例とも言える好調な売れ行きです。ありがとうございます。

とても綺麗な発色を魅せる
このKRシリーズは香港の会社ⓔco-lampsのチャールズ氏が設計し、多くのアクアリストからの意見をとりいれて作っています。 
KR91を皮切りにKR92と発展させたのも、香港のみならずアメリカのユーザーからの意見を取り入れています。
特筆すべきは、一体成型されたヒートシンクに優れたアルミボディーである。
カットされたアルミボディー

彼はLEDの特性を知り尽くしているので1Wの素子を最大限に明るくする為のレンズを開発し、直進力を更に強くし、レンズと一体成型したプレートで白色と青色を交互に組み合わせながら横に漏れる光をミックスさせる事で10000Kの素子と420nmの青色の素子でCoralReefの演色性のみならず飼育に適した光量も稼ぎ出しました。

品質を上げながらコストを極力抑える為に、工場のある中国の厦門の対岸の台湾の有名チップメーカーよりチップのみを仕入れて自社の工場で加工しています。俗にLEDは長寿命を謳われていますが、それは素子のことで、それを照らすための基盤やドライバーが非常に熱に弱いので、その対策の為にタイマーの機能に出力調整機能を組み込みました。その出力が50%以上になった時に4個ある小型のファンが回ります。

工場では、組み立てに使うLEDのパーツをまずすべてコントロールユニットと接続し、全点灯、ブルーのみ点灯、月光と各種モードの点灯検査を行い、その際に流れる電流値で正常かどうかを確かめています。その数値に異常が見られればパーツの交換をして組み込みます。

私は工場での組込みを体験し、故障原因の見極め方によるリペアの方法を学び日本での修理が出来る限り可能になるようにすべてのパーツを用意してもらい持ち帰りました。
この商品は1年間の保証期間を設けています。すべての製品にはシリアル番号が記載されています。ご購入のお客様はHPにてご登録下さい。
KP90淡水用パワーは半分だがリーズナブル

故障修理をし易い様に次回の便からセンターサークルを取り外せばカバーが取れるように成りました。最初からこうしていれば良かったのにと思いますが、設計者には綺麗に作る為の意識がある為に複雑にしがちです。 
それでも、彼は日本で私たちがリペアをし易い様にセンターサークルのカバーが取り外せるようにボディーに改良してくれました。 

現在、超朝場のサンゴSPSに対応するスペクトラムのロットも計画中です。
これには、1.023のエイジさんにアドバイスをいただいて検証していく予定です。
今しばらくお待ちください。
左KP90-12B淡水用右KR90-12B海水用

尚、KP90淡水用及びKR90海水用のLEDシステムはもうすぐ発売です。
現在のKR92、93の半値くらいには出来るでしょう。 ただし明るさも半分くらいです。

海開き2011

今年はとある事情で海開きが出来ずずっと潜る事が出来なかった。 
とりあえず、暑くなって来たのでそろそろドクターストップも解禁になるだろうと思い週末に柏島に行って来ました。

此処は黒潮生物研究所が発足する前に候補地として来て以来15年近くほぼ毎年2,3回は通っている。 


はじめてダウンカレントに飲まれて58mまで引っ張られたのも勤崎でドライスーツで流されてエントリー出来ずに水面をバタついたビロウ島など厳しさを教えてくれた海だ。

今回は、YujiさんとBossさんと一緒にDivingを楽しんできました。
YujiさんはPhoto派Diverで凄い機材を持ち込んでいた。 


Bossさんはフーカーでの作業ダイビングの経験は豊富だがタンクを背負ってのダイビングはあまりないそうだ。
此処はマクロ派にはたまらない海でこの日に潜ったダイバーはすべて女性でしかも凄い水中カメラの機材を持って潜っていた。 



いずれもPro顔負けの写真を撮っている恐るべしであった。
水中で魚の写真を撮るためにピントを合わせたりライトの角度を考えたり、絞りやシャッター速度も考えて冷静に潜るなんて私には想像もつかないくらいの作業になる。

私達3人は圧倒されて余計に空気を消費していた。 
お疲れ様でした。

今年、黒潮研究所は10周年を迎え10月にイベントを計画しているのでその打ち合わせや多少の工事も有り、8月、9月と通うことになりそう。 この日はサンゴの産卵が見れるので楽しみにしていましたが久々のダイビングでの疲労とビールの誘惑に負けて飲み潰れてしまい、結局夜は潜れずじまいだった。結局、翌日も2本潜る予定を1本にして切り上げて霧の森の抹茶大福を買いに慌てて帰りました。
YujiさんもBossさんも心残りがあったみたいなのでリベンジに行きましょう。


Grow UP

今日はカリブ便の入荷です。 もうそろそろ終わりに近づいてきたイエローヘッドジョーのBabyサイズ4cmから5cmか20匹とマスタッチジョーの6cmにBankBF AYAちゃんの3cm~3,5cmが4匹の入荷です。安心サイズの最小という感じです。¥55000-

長旅の疲れも感じさせないくらいの食欲です
チョウチョウウオのBabyはかわいいですね。
今年はBASABEIの5cmも来ていた、これも初めての入荷だったがもし獲れたら買いますと青田買いしてくれたお客様の水槽に嫁いでいます。

小さくても格好良い

今年はMACNAに来ないのかとアメリカの友人達からメールが来る。 どうしようか思案中だ。今年のMACNAはDes Moinesという大陸の真ん中のシカゴの近くの都市で開かれる。 

当初は全く行く気は無かったがNebraska
Reef Clubの会長JimがNebraska Aquatic SupplyというShopをオープンさせるのでオープニングセレモニーに来て欲しいと言って来た。JimはWrassの超マニアで全米でも有名だ。日本の固有種が欲しくてたまらないみたいだ。


そこからDes Moinesは車で2時間だからMACNAに合わせて来ないかと誘われている。
そして、Speakerのスケジュールを見ればSanjay Joshiが初日にLED Lighting for Reefsというプレゼンテーションをするじゃないか。 
彼はEco-lampsKR92のユーザーでも有るしアドバイザーです。
行きたいなぁと急に思い出してきた。じゃーついでに帰りにLAで買い物してHonoluluでDeep Divingしてなんて考える。10日空けても良いかな?
そういえば、去年はMACNA出発前日に衝撃の入荷があった。MaskedA Juv 3cmだった。

先日Bossの水槽のメンテナンスに行き成長した姿を見てきました。ほぼ倍には成長している。
ほぼ300日後の成長した姿をどうぞ。

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