スペシャルなオファーの照明システムを作って欲しいと依頼を受けて2か月間悩んでいる。
もちろん、サンゴ水槽でもSPSがメインで、コモンサンゴにとって発色の良く維持出来るようなシステムを作るのである。
いろいろ見てきた世界中の綺麗なお手本になる水槽の照明から器具の選定や球の種類や照射時間にサンゴの種による相性などデーターを照らし合わせて、ほぼこれならというイメージは出来ている。
だが、どうしても気になる照明が有り、試してみたくなりコンタクトをした。ⓔco-lamps社のKR92とKR93であった。
1月にバンコクのSIAM REEF CLUBの円形水槽で見た時の印象が離れない。
正直LEDのシステムライトについては時期尚早と思いMAX-SやVertexについてもずっとスルーしてきた。
LEDはvolxさんのレディオシリーズは扱っていますがまだまだHQIには到底及ばないと思っていた。
そんな時に。東日本大震災になり日本中が節電をしている状況でこんなに煌々と照らしているCoral Reef tankの照明が少しでも生体に影響なく節電出来るのなら、そろそろLEDで本格的なサンゴ飼育に移行しなければいけない時期に来ているのかと思い、とりあえず現物を手に入れようとEmailをした。
サイトを見ると世界各国に代理店が有り、価格もかなり高額である。サイトも英語なのでいったいどこから送られてくるのかもわからないまま数日が経ったある日、見覚えのない海外からの電話が携帯に入り取ると、久しぶり、元気ですか?日本ダイジョウブー?と広東語訛りの日本語が聞こえる。
んん?その声はひょっとして??アルバート リーさん?そう!私今、ⓔco-lampsの会社でお茶してる貴方の事聞かれたから電話した、大丈夫この照明凄い良いよ。何も心配いらない!もう実績有る!安心して使ってみてと早口でまくしている。
それより日本の地震心配!今度いつ香港来る?またおいしい海鮮中華食べに行こうご馳走するよと言い電話を切った。 相変わらずだが嬉しい。彼は香港のアクアリウム雑誌AquqZoneのオーナーである。彼とはもうこのブログを始めたころからの付き合いで神戸の「旧香港酒家」の施さん現群愛賓館の親戚になる。
アクアリウムの業界は狭い、どこかで繋がっている不思議である。
そんな感じでとりあえず数台オーダーをしてみたものが要約一昨日届きました。
さっそく取り出していじくりまわす。
事前に用意していた取説の日本語版の通りにさわり、間違いや、表記のおかしい部分を確認する。 いくつかきになる部分を修正する必要がある。
日本語の表記には難しい部分がある。しかし、期待を裏切らない出来栄えでとても明るいKR92は販売から1年以上は経過している。それなりの実績がある詳しくはZezevitを見てほしい。
さっそく待ち望んでくれていたお客様のMS120150Wx2蛍光灯20Wx4の合計380WのシステムライトとKR93-48(S) L122×W20.5×H3.5 200W 13.3Kgと交換してきました。
水槽サイズが1600Wx700Dx650Hのほぼ真ん中に前よりに吊るして較べてみると明らかにより明るく見える。 マイナス180Wの節電効果がある。
このライトはサイズが日本の規格サイズより少し大きい。600用だと62cm900だと91cmあるたとえば900Wx600Dx600Hの水槽ならKR92-24とKR93-24を真ん中に並べてはどうだろう?
そうすれば両端は15cmずつ空くし前後も10cmずつ空く両サイドのLEDは30度くらいのレンズで集光だが本体の端まであるからかなり明るいし岩組の隙間を考えればちょうど良いのではないか?
気になる価格だが本家のOnlineshopよりお安く販売することが出来たのでご確認ください。初回ロットに付、販売価格の10%を東日本地震の義捐金として贈らせていただきます。