水族館

今日は関東の某水族館の工事業者との打ち合わせに東京に潜伏中!
昨日は大阪のベイエリアの水族館に水槽を納入しました。


そして、ETSSダウンドラフトプロテインスキマー四台を他の展示水槽に取り付けて、特別展示水槽のセットUPのお手伝いをしました。
現在ETSSプロテインスキマーをもっともご使用いただいている水族館は東京葛西臨海水族園です。 ReefDevilからGemini800Pro1400、Quad、Pro2000、Pro2500、Quad3000、Quad5000とほぼ全機種がいろんな水槽で活躍しています。 
今年もPro1400Quad1800が来月設置されます。10年来ほぼ毎年何台かは設置していただいている。それくらいに性能に信頼性がある。今年は、サンシャイン水族館や新しく出来る関西の水族館にも納入されるであろう? 

長期に渡り、安定した性能に、沢山餌をあげる水族館故にメインテナンス性の良さを高く評価されていると思う。2月3月は毎年水族館や研究機関の工事や打ち合わせに東方西走しています。

今日はコーラルシーの魚やサンゴが入荷する予定です。三連休の土日は久々店舗にいれるでしょう。

 

ご来店お待ちしています。

Coral Sea Ventralis!!

今週、2度目のCoral Sea Ventralisが届きました。 

前回に較べればかなり状態が良くなってきた。


Coral Sea の水温は今水深60mでも26度程あると採集してくれたダイバーは教えてくれました。オーストラリアは真夏です。 
タイガークインA

本来なら先週届く予定であったがケアンズをサイクロンが直撃したために送れなくなっていた。
かなりヤキモキしたが、天候には勝てない。
ケアンズからボートで8時間から12時間のCoral Seaまでほぼ毎週遠征している。


Coral sea Ventralisは67m付近で採集し最初に47mまでゆっくりと持ち上がりその場所に6時間減圧停止をしています。その次に29mに4時間置いて16mまで持ち上がり一晩置いてから翌朝6時に8mまで持ち上がり10時に4mまで上げて11時30分に船まで引き上げた。


こうすることでデリケートなVentralisに針を打つ事はしなくて済む。
 

Coral Sea Ventralisの特徴はオスになると良く解る。メスは一見クック産に似ているが背びれの下の赤いラインの入り方が少し違う、オスはトンガ産によく似てはいるが全体に小ぶりに思える。クックに較べると圧倒的にオスが少ないと思われる。

もうすでに冷凍ブラインシュリンプを食べている、かなり良い。オスが3匹にメスが13匹だがすでに2トリオが売約になっています。 

今回の入荷便で楽しみにしていたフーデットラスのオスと勘違いしていたのはRoy-fin Fairy-wrass Cirrhilabrus bathyphilus 本物のフーデットラスの未成魚のようだ。CoralSeaからの採集なので間違いはないだろう? 微妙であったが成長し立派なオスになればバヌアツ便とはまったく違った発色を見せるだろう。


Australia便はサンゴも徐々に良いものが集まって来ている。 今回はアクロポラも良い物が送られてきている。
 

もうすでにいくつかは売り切れてはいますが、少しずつ集めていきたいと思います。

インドネシアやフィジーともなんとなく色や形も違うしポリプのいろも違ってたりするのが楽しみなのかもしれない。

直接の買い付けによるリスクはコミニケーションで解消されるだろう?今週はオーストラリアから担当者が来日する予定だもう少し要望を出してみよう。


サンゴを買う時に色合いだけで判断するのでなくガラの入り方やストライプの違いなんかを見るのも重要です。

Dream come true!

先週はセンセーショナルな入荷がありました。 

Odontanthias chrysostictusバラハナダイ 通常は200m前後に生息するイエローアンティアスの仲間のハナダイだ。


すでに採集地の沖縄では採集チーム沖縄Deep Sea Challengerの皆様にテレビ局が取材に押し掛けたりして深海魚発見?Newsにもなりました。
雑誌には過去に伊豆大島の65m付近で撮られた幼魚の写真が有名ですが、今回は18cmのオスと思われる成魚です。


Deep Sea Challengerの皆さんは10年以上の歳月をかけて100mを超える深海から独自のノウハウで減圧処置をしてようやく生かして地上に上げる事に成功しました。夢は未記載種の発見なんだろうな?いつか見つかるんじゃないかな!
深海の冷たい水温を好む魚も真冬の一番水温の下がる冬の間は底も水面も差がない為に普段より浅い場所まで上がってきます。深海と水面近くの水温に差が無いこの時期は狙い目ですが天候が荒れる季節です。天候に恵まれてうまく採集出来たととはいえ100m付近では浮上させるのは容易くありません。 まさしく命がけの採集と言えます。
Deep Sea Challengerの皆様ありがとうございます。
 

こんな魚を一目見たい、飼育してみたいと願い、低水温の水槽を作り準備していただいたお客様の元に無事届けられることが出来て嬉しさもひとしおです。
ヤリイトヒキベラやイエローアンティアス、イトヒキコハクハナダイ等の水槽にボスとして君臨するために新しく作った検疫水槽で調整をしています。

検疫の水槽は400Wx450Dx500Hが2個並んでいます。この水槽は屋外の濾過槽から循環する海水を止めて薬浴時にエアレーションだけで調整するときも温度管理できるようにキャビネット内部にZC-200のクーラーを備え付けています。左右両方とも違う水温で飼えるように作りました。

背面に配管が仕込まれていて濾過槽から循環する水も貯水槽約600Lから循環する新海水もRO水も簡単に取れるので、薬浴の水替えや掃除にRO水が簡単に注ぎ込めます。
RO水は屋外の80Lのストレージタンクから送られるので掃除にや淡水浴に使う分には不自由しません。水槽は底面まで水が抜けるようにソケットを溶接しています。薬浴時にはRO水で綺麗に洗い流して新しい海水や循環水を簡単に送れます。
この水槽の架台には1000Wx450Dx500Hのべラ水槽が併設されています。濾過槽は別ですがクーラー1馬力は同じですが2個の別箇のチラーを検疫水槽用とベラ水槽に分けているために、それぞれのコントローラーで調整できます。

現在、ベラ水槽23度検疫水槽循環水温19度検疫水槽エアーレーションは21度とそれぞれ違う水温に対応しています。
採集家が命懸けで捕まえた、希少な魚達を大切に飼育したいとの思いで作られた特注低水温ペア構造のアクリル水槽は内側13mmに20mmの空間で外側8mmのアクリル水槽が2重で空間は密閉されています。濾過槽もペア構造で断熱材を空間に入れて密封しています。殺菌灯はRUW-4低水温でも抜群の殺菌能力を誇ります。無事検疫を終えてこの水槽に入る日が待ち遠しいです。

そういえば思い出すのも腹立たしいがもう一つ素晴らしい魚の入荷がありました。

Centropyge nigrocella
すでにB-BOXさんの入荷情報でご覧になっているでしょう。最後のケントロピーゲと呼ばれている希少種だ。この魚のシッパーバヌアツが我師匠California Academi Steinhart Aquarium のCharles Delbeek氏を通じて買わないかと聞いてきたので高いとは思いながらも以前から入手出来れば欲しいと聞いていたお客様もいたので、買いますだから詳細を教えてと返事したところ、連絡が途絶え催促すると日本に専属契約している業者があるからそこに売ると言ってきた。念のためその業者の関西の担当者に確認したら全く知らなくて関西の担当者が関東に問い合わせたら入荷予定になっていた。
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