CORAL SEA PROJECT

猛暑があっけなく終わり、寒さが本格的になると無性に一人旅がしたくなります。

ペア構造低水温水槽
ブログを休止するほど滅茶苦茶に忙しかった訳ではないが、それなりに忙しくそれなりには仕事を戴いていたのでネタが無いわけではありません。
来年のカレンダー表紙のマスクドくん


ただ日本の経済や社会の閉塞感に飲み込まれるような気分になっていたのかもしれません。がんばった者を評価するのではなく頑張らなかった、いや頑張れない者が足を引っ張るような社会環境に白けてしまっていたのかもしれない。
 強敵の高層マンション水槽
 
これは鬱かもしれない、心に鬱は誰しもある。やる気が出ないそれでも日々の仕事はこなさなければ生活を守れない。 

一日に2時間集中できる時間があればもっと良い仕事は出来るのかもなど考える人は私だけではないだろう。

3D映像撮影のカリビアンリーフタンク
こんな日本にいる私に、海外からのお客様が多数訪れてくれる。先月は、ドイツ、アメリカ、イタリアと観光や仕事で日本を訪れたアクアリストが多く、訪れてくれた。


タイからはあのアジア一番のリーフキーパーのChingChaiさんが日本に仕事で訪れ帰国前日の土曜日に訪れてくれた。RCのコメントのように二人で赤ワイン2本を飲み魚や珊瑚の話をする。翌日彼は2ケースで60万ほどの魚や珊瑚を持ち帰った。 今年は海外からのオファーや買い付けに来る人が多い以前はアジアの業者が来ていたが今年は個人のアクアリストが主だ。

彼はあの素晴らしいリーフタンクを友人に譲り、今年新しく大きな水槽を立ち上げていた。年明けにタイに行こう、その前に12月は少し時間に余裕があるかも?


といううと某水族館関係者からお怒りの罵声が飛んできそうではあるが、旅をしよう。

2年は行っていないハワイに行こう、フランクのRCTの新しい設備がみたい、Rufusと呑みたい、アトランタ水族館に行き設備や飼育の勉強をしたい、従業員三百人のNet販売の巨大ペット店を密着取材したいなどと予定を立てている。
そんな日本にじっとしている私にいくつかのお誘いがあり、これまで無視し続けていた
オーストラリアに行ってきました。
オーストラリアといってもグレートバリアリーフに代表されるような珊瑚礁域からリーフィーシードラゴンのいる冷水域まで幅広く生物の多様性に驚かされます。

日本ではパソニファーやスクリブルド、レインフォルディーBFなど数種の固有種以外は殆ど沖縄やフィリピンの魚と被るので輸入量は多くは無いそれでも灯台元暗しで少し高くなっても状態の良い魚や珊瑚があるかもしれないし、珍しい物も見つかるかもしれない。
Baliやカリブでもそうであったように、何か良い出会いがきっと見つかるかもしれないと
予てからオファーを受けていたCairnsMarine のJulianさんに連絡をした。

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