Frag ping Coral!

MACNA2010のエキシビジョン会場では商品の販売もしています。 

インターズは展示会で基本販売はしていません。ここでは、メーカーも出展しています。そして特別価格で販売もしています。 
ATIパワーコーンスキマーhttp://glassbox-design.com/2010/ati-powercone/


ここで目に付いた商品を手に入れるのをもっとも楽しみにしているTetsuo氏が今年手に入れたのがこのスキマーです。ReefOctpus OCTX-160新型ポンプ付の日本未発売のスキマーです。
たぶん赤い色に反応したんかな?


つぶやき疲れてどんな汚れを取るのか夢見るT氏

こんなのミスターインターズO社長に言えばモニターで10台くらい届きそうなものを295ドル約27000円自腹で買うか?というと「その時自分が良いと思った旬の物を記念に買うのが良いんですよ」というTetsuo氏、気に入って使い続けるか?物置に山積みになるかは年が明ける頃には解るだろう。

此処では生体の販売もしています。サンゴは特に地元の業者やインターネット販売の業者も出展して積極的に販売しています。

その販売の主流はFragpingと呼ばれるゴルフのピンのボールを乗せる部分を大きくしサンゴをボンドで貼り付けて成長させて販売しています。
これが売れ残るくらい渋いアメリカ人

数年前にはミドリイシやコモンサンゴなどしか無かったのですがこの2,3年で格段に種類が増えています。バブルディスクやマメスナにウミアザミなども人気です。 
LiveAquariaブース

日本では不人気のキッカサンゴに驚く値がついていたり糸鋸で切り共肉が復活し丸くなったカクオオトゲにハナガササンゴなどもにんきです。500円玉くらいで30ドルから50ドル高いと150ドルもするのがあります。ドイツもこのサイズが流通の主流になるようにアメリカでもそうなりつつあるのが現実です。
100ドルのキッカサンゴ?

日本だとブリーディングのミドリイシやタコアシですら小さいから不人気だというのに、アメリカのほうが小さい物を好む時代です。 輸送にも強いし運賃も安くなるし成長を楽しめるし成長しすぎたものは枝打ちして分け合ったり交換や販売したりしています。
IceCapブースのソファーにサインするジュリアン

市場が低迷するなかで唯一の光になるのか?それとも小さい市場のままなのか?それでも、全米の若いアクアリストが中心となり広がりを見せているので年々このようなお店も増えている。サンゴは加工販売をする時代になるのか? 
これも良い

現在、たぶん日本が一番遅れている部分で、タイや香港も動き出している。 
隔離箱から出たマスクド君

小さな水槽を目一杯チューニングアップして綺麗な小さなサンゴの畑を作り収穫している。そこには、小さな綺麗なヤッコがいたりする。
人口餌も食べるようになった


John & Eric

MACNA最終日にJohnの講演Modan Fish Keeping in Reef Aquariaが行われた。

USA一番のANGEL FISH GUYの講演はブルースカールソン、チャールズデルビークも注目していた。
ブルースとチャールズ

AngelfishをReefタンクで飼うというテーマですが、半端なく元気な魚達と負けないくらい綺麗なサンゴの水槽であり、そこに魚を放すまでに徹底したトリートメントを行うのと水換えやデトリタスの吸出しなど日常のメンテナンスを話していた。
Kevinが作った剥製のバンデッドA
http://glassbox-design.com/2010/holacanthus-arcuatus-taxidermicus/

基本に忠実な作業を徹底することの重要性を再認識させられました。 
ユウジさん全米デビュー

彼は、海軍の潜水艦のコンピューターシステムのトレーナーをしている。Tetsuo氏がお土産で渡したMAのFishアトラスを数分読んで2箇所の学名間違いを指摘するほどマニアックなアクアリストです。

彼とは、ピッツバーグMACNAで出会い、アトランタのMACNAで私の講演に来てくれたり、日本にも遊びに来ました。 明日はワシントンDCの彼の家に水槽拝見に行きます。
EricとJohn

アトランタMACNAで知り合った若いアクアリストEricは当時はまだ大学生ですでに有名なGlassBoxDesignの主催者です。

彼とJohnは私がプレゼントをしたブルーハーバーポロシャツをお互いが着ていたことがきっかけで友人となりJohnの今年の講演の自宅水槽の動画編集をEricが彼の家で撮影して作るくらいの友人となりました。 

JohnはBHシャツが凄く気に入っているのか講演ではいつも来ていると話していました。 

日曜日はMACNA終了2時で出展ブースを撤去し会場を後にします。

私たちは、夕方ユニバーサルスタジオに行き、ハリーポッターのホグワーツを旅してきました。

Smithsonian National Museums

首都ワシントンDCに着いた私たちは彼の水槽を見学する前にホワイトハウスのある特別区のワシントン記念塔から国会議事堂までのナショナルモールにある世界最大の博物館群スミソニアンに案内されました。

ホワイトハウス

ワシントンモニュメント


18の博物館、美術館、国立動物園からなるスミソニアン協会は1億3650万点もの文化遺産や標本を所蔵し全米で公開しています。
スモソニアン協会本部

その中で、国立航空宇宙博物館と国立自然史博物館を見学してきました。

スミソニアン博物館は入場料は指定の無い限り無料で各種言語のパンフレットも無料です。
ゼロ戦

ロケットのジェット噴射部


Johnのお父さんはベトナム戦争の時にパイロットとして戦場に行き、戦後はユナイテッド航空のパイロットを30年間務めていました。 

今は彼の留守の間水槽の管理をしてくれているそうです。彼も10歳の頃から海水魚を飼い始めたという約20数年のキャリアの持ち主です。
自然史博物館


国立航空宇宙博物館は、飛行機の歴史を展示してあり、ライト兄弟の人類初の飛行機や第2次世界大戦や、ジャンボジェット、最新式の戦闘機や宇宙開発のロケットなども展示されていますが、此処に展示出来ない大きなロケットやジェット機やスペースシャトルは郊外に別に展示されています。
綺麗なReefTankもある


足早に、見学した私たちは徒歩約10分の自然史博物館を見学しました。

人類の起源から、海洋、地質、動物、魚、サンゴ、に宝石類などアキリンが見たら涎が出るような素晴らしい展示品の数々を一気に見てまわりました。



歴史の無い国家が収拾した歴史的な展示品は素晴らしいものばかりだと思いましたが、本国に帰すべきものも沢山あるのではと複雑な気持ちになります。

ミイラの棺の展示などはその場に行くことが体が重くなる気がしてじっくりと見る気持ちにはなりません。

世界中からの移民の多国籍国家ゆえにいろいろな考えもあると思う、その部分を凝縮された文化的遺産や歴史的遺産、科学的な研究をまとめて展示公開されている。

とても一日ではすべてを見ることの出来ない博物館群を忙しい中案内してくれたJohnに感謝です。

Angel Fish Guy Fish

Johnの家に行く前に地ビールの美味しいレストランでステーキをご馳走になった。

その日の5種類のビールのテイスティングをして、4人で違うオーダーをして分け合って食べた。
この旅で一番美味しいレストランであった。


そしていよいよ彼の水槽を見学した。食堂には彼の愛するAngelfishの数々がライブロックで飾られた大きな水槽にアグレッシブに泳いでいた。 
Fish Only tank in kitchen

292 gallon display tank (7.5' x 30" x 25")

Lighting 2 x 160 watt URI VHO actinic bulbs and 1 x 160 watt URI daylight bulb),
2 LED blue light strips

20 gallon refugium with Chaetomorpha algae

protein skimmer- Avast Marine 12" diameter custom skimmer

circulation- 1 MP40 Vortech pump, 1 Ehein return pump, 1 Sequence Dart closed loop through Oceans Motions 4-way wave switching device

chiller- 1 x 1/3 HP Teco
魚の水槽にも20ガロン約80Lのリフジウムにホソジュズモが入っている。ボーテックMP40で水流もランダムにしてあるし、電動の4方バルブで左右の水流が切り替わるようにしてある。

電動バルブ
この水槽の主役はクリスマスのタテキンのペアだ

アメリカンなFishタンクちょっとハイテク? Johnは餌を半端無く与える、冷凍のブラインシュリンプだがかなりの量です。

つづく

Angel Fish Guy Reef

次に1階の水槽部屋を見学した。 凄い綺麗なリーフタンクだミドリイシやコモンサンゴの色も素晴らしい。だがそれ以上に、こんなに魚がいてなんで此処まで綺麗なサンゴを維持出来るの?と考えてしまうくらいの仕上がりです。
Reef system:

180 gallon display tank 6' x 2' x 2'

lighting 3 x 400 watt Ushio 14k metal halides in Diamond Lumenarc reflectors
5 x 160 watt URI VHO fluorescent actinics

125 gallon frag tank
lighting 2 x 250 watt Radium 20k metal halides in Diamond Lumenarc reflectors

calcium reactor- My Reef Creations CR-2 dual chamber reactor

40 gallon refugium with Chaetomorpha algae
クラリオンとパッサーのハイブリット

protein skimmer- Euro-reef RC500
Zeoよりも綺麗
circulation- 2 x Tunze 6100, 1 Sequence Marlin return pump, 1 Sequence Hammerhead closed loop

chiller- 2 x 1/2 HP Pacific Coast Imports

57 watt UV sterilizer

この水槽の裏側に枝打ちサンゴの水槽とホソジュズモのリフジウムも連結されている。
圧倒されるくらいの迫力のサンゴと魚量だ!
Johnはこの水槽にも餌をぶち込んでいた。
リーフタンクで飼育された魚達はとても綺麗な発色をしているが病気を持ち込まない為に徹底したトリートメントを行うジョンでした。





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