梅雨の谷間の蒸し暑い中和歌山県の有田市に8月2日に開業される藤内メンタルクリニックに水槽の設置に行ってきました。
現代人の心の病は大都心のみではなく都会から少し離れた田舎街でも増加の傾向にあるみたいです。
最近では、仕事を頑張らねばと言うよりも、がんばったらアカンと言う事も上司としては必要みたいで、先日も18歳から20歳まで勤めていた会社の後輩で課長職が部下を叱咤激励したところ出社拒否、鬱休暇となり責任追及という形で辞職に追い込まれた。
部下を叱咤激励することも出来ない世の中なのかと嘆いていた。 仕事において個人により能力に差がありそれを必要レベルにまで引き上げる必要がある。
ところが、精一杯頑張っても100%の能力に満たないでどう贔屓目に見ても60%が目いっぱいの人が気分的に乗らないから仕事が進まないといい、その仕事の60%くらいしか出来なかったら普通の40%くらいしか出来てない事になる??そんな人をおだててほめちぎり100%に近づけようと追い込むと壊れてしまう!!
じゃあそんな奴はどうして生活すればいいの??
というようなことが世の中にどんどん増えている。取引のある信用金庫の新人が外回りで嫌になり親が家の子外回りが苦手だから内勤にしてあげて下さいと怒鳴りこんできた。
1mが何センチかも答えられない子を卒業させる私立高校や、家族会議で会社を休ませると電話を掛けてきて、もう来なくていいですと言うとこの子の将来はどうなるんですか?と喚く親もいるホントに日本はどうなるのかと心配になる。
少しでも、そんな社会が改善されるように先生には是非がんばってもらいたい。
藤内先生はMA41号の表紙を飾った素晴らしい水槽が自宅にある。 しかし、安定して完成感がありしばらくはアクアテンションは下がり気味だった。
新規水槽はメンタルクリニックの待合室に置かれる。当初、床下にポンプを添え付けようとしたが今後のメンテナンスを考えて急遽屋外に変更した。
予備の空配管25Aに無理やり動力を通して電源を送ることが出来た。当初、二日間の工事予定を1日で仕上げる為に電気工事部隊を増員した。
水槽は手間のかかる上下の配管は工場で済ませておいた。それでも、照明の位置関係やヒータークーラーの動力配線やリレー回路にブレーカー配線など休む間無くしても朝9時から夜の九時までは掛かりました。
のんびり二日掛けて二日分の請求書出すような仕事出来ないので儲かりませんが出来上がりに感動していただき帰り際にテンション上がってきましたと言って下さったのは何よりもうれしいです。
新い水槽や器具でテンションが上がる人や珍しい魚でテンションが上がる人もいる。
滅多に見れない魚や図鑑でも標本しかないような魚を手に入れたらさぞかしテンションも上がるだろう。
そんなテンションのあがる生体も頑張って集めよう!