インターズーが終わり、EcoSystemのメンバー達と別れてLSS研究所岡部社長の滞在するホテルに合流し、アクアリウム業界人には世界的に有名なTnagレストランで水槽を見ながら中華を食べた。
明日朝に発つので、その後ニュールンベルグの街並みを見学に出かけた、いつも会場近くに泊まっているので城壁や古い町並みを観るのは初めてなので岡部社長の案内で歩いていると大阪弁で騒々しい日本のビジネスマンの団体に出くわした。
それは、何故か地元大阪で会うよりも海外で良く会うコトブキ軍団であった。 いろんな店をリサーチし情報を収集し全員で飲みに行くことになったが岡部社長のみ仕事するからと単独行動となった。
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どこに行くんだという疑問、罵声にも意思を貫き通した岡部社長、一人で4日間此処に宿泊している理由わかりました。 散々飲み騒いで軍団はタクシーでホテルに帰り、私達は歩いて来たのでボチボチ帰るかと歩いていると迷子になり小1時間はさ迷った。
翌朝、ニュールンベルクからコバーグのZEOvitのKorallenzucht.de社を訪問し、システムの疑問点や商品の説明などを勉強した。 どんなシステムも考案者の水槽に隠れたヒントが見つかることが多い。
しかし、それは落とし穴の場合もある。 今は基本に忠実にZEOvitのメソッドに従えば良い。
彼は25年の時間を費やして今に至る。 沢山の失敗の後に今がある。
そう簡単に真似出来れば商品価値は無いだろう。ディスプレイの水槽にはOSCIモーションで3方向からTunzeのストリームポンプで水流を作っている。
そっと水槽に手を入れてみるとそれはベルリンシステムやEcoSystemとは違った肌触りが伝わってくる。
この感触が解るか解らないかがキーパーとしての資質となる。Zeovitのシステムが機能している水槽はこの感触が必要なのだ。
いろいろ質問をし、ZEOの都市伝説も解けた。トーマスは自然の海と同じ環境を再現している、だから何も問題は無い私のマニュアル通りに立ち上げれば2週間でサンゴが入れられるし1ヶ月で魚も入れてシステムとして機能しますと言い切った。
ただし通常のベルリンから移行するには環境が整うまでに数週間から数ヶ月要するという。Zeovitで綺麗に色揚げしたサンゴを通常の水槽に入れると色が悪くなったり死ぬと言う質問をしたが愚問であった。
結局Zeoの環境に親しんだサンゴを違う環境、水質の水槽に入れるとどうなのか? 基本的に低栄養塩に水質を保たれていなければ綺麗にもならないし育たない。
その状態で、添加剤もはじめて効果が現れるが富栄養塩だと逆に余分な栄養塩と添加剤が結合したり中和されたりで効果を期待できない。