死滅回遊魚
桜の開花も近いというのにまた冬のような天気で風邪がぶり返しそうな今週。今年も海は変なのか?水温が安定しない日が多い。 そんな状況でも天然海水で水換えをしようと串本から漁師さんに潮岬沖の黒潮2トンを運んでもらいました。
この日の水温は17度だったのですが到着時には12度になっていた。
先週エビ網に巻き上がった、タテキンとサザナミヤッコをお土産に持ってきた。
綺麗な成魚のサザナミに形の良いタテキンだ、先週は15度の日も有りかなり冷えていたみたいだ。
伊勢エビ網は岩の亀裂の多いような場所にいれるので時折かかるが大抵は暴れて傷だらけで死んでしまう。 今回は寒くて大人しくしていたのか無傷で状態も良い。近年はこの種くらいなら越冬してもおかしくないのだが15度が数日続くと駄目なのかな?昔、串本で14.5度の時に潜った事がある。
そのときタテキンやレンテンヤッコの泳ぐ姿は殆ど見なかったが岩穴にじっとしていた。17度以下になると南方系の魚は活動が悪くなる。
新店舗には表にトラックを横付けにしてヒーターで温められるように30Aの専用の配線とコンセントがある。
500Lのタンクに入った12度の海水を1時間半で19.5どまで温める強力な3KWのヒーターで適温に調整してお客様の家まで運ぶ。一般家庭では3KWのヒーターを繋げる回路等無いし電線自体が熱くなり燃えることも有るくらい危険。
このヒーターは阪神大震災の時に得意先や知人に暖かいお風呂に入れるようにと広告代理店のお客様が買い、持って走った救命道具です。 しかし現実に家庭でのコンセントは一回路15Aか20Aしかないので使う事が難しいようであったみたいです。ほとんど使う事無く10年が過ぎ倉庫の肥やしになりかけていたが日の目を見た。延長の電線も防水コンセントも大容量のものに変更し空焚き防止のリレーも作った。