先日、フロリダキーズの深場で採集された新種と思われるハナダイ、残念ながら減圧症で4匹中3匹が出荷前に死んでしまいました。残る1匹も鰭が溶けてやばい状態で到着しました。
秘薬によるトリートメント1週間と深い水槽にケースで沈めて減圧浴し持ち直し冷凍ブラインシュリンプを食べるまでに回復しました。まだ胸鰭が少し戻ってはいないが減圧症もなくそろそろ販売可能になってくる。
パッと見はスレッドノーズバスAnthias tenuisのように見えますが背びれの縁取りも違う?
この種のハナダイは水深は60mより深い場所に生息している。 ラフタンバス、レッドバービアー、スレッドノーズはほぼ同じ水深80m付近から採集されてくる。
同じ様な水深で採集されて、減圧処置されてもダメージを受ける種ということになる。
スレッドノーズバスAnthias tenuis
レッドバービアー Hemanthias vivanus
Smithsoniann Marine Ecosystems Hemanthias vivanus Male
フロリダスミソニアン博物館のレッドバービアー 暗い水槽で映える発色をしている。
ラフタンバス Holanthias martinicensis
明るい水槽だとこんな感じになるラフタンバス