旅立ちの日
7月11日に入荷したRoa excelsa が今日、Makotoさんの元に旅立った。 Makotoさんは言わずと知れた超チョウウオのコレクターで入荷時深夜にもかかわらず駆けつけて開封に立ち会って世紀の瞬間が落胆の瞬間になった。
しかし、Roa excelsa は横たわりながらも目は精気は保っていた。 誰しもあの状況では翌日には標本にしかならないと思うような状態からの奇跡の復活であった。 その復活には、必死にケアをしてくれたGOくんやスタッフの治療によるところが多い。 残念な事に、GOくんは9月15日を以って退職しました。
Ecomini立ち上げ日記も中途半端な形で終了する事になり残念に思います。
しかし、彼の最後の仕事となったRoa excelsaの初期治療と秘薬による治療で完全復活となったRoa excelsa は待ち焦がれていた人の元に無事連れていかれた。
同時期に入荷したOrange MarginBFもようやく販売出来る状態になった。 心配していた減圧症も完治し、エサも冷凍ブラインや冷凍海産性イサザアミも食べるようになった。
DeepWaterの魚は入荷直後のケア次第でその後の状態が決まる。浮きぎみの魚の浮き袋をニードルで空気を抜いて感染症になることもある。 自然に治る事もあるが初期に抜いたほうが良い時もある。
針が細いと抜けない事が多いので採集した時の針も一緒に送ってもらいそれを使用する。
採集するコレクターからの詳細な情報を元に最善を尽くし、待ち望んでくれたお客様に喜んで迎えられる魚は幸せだと思うし、充実感のある仕事が出来たと喜べる。
シルバーウィークの最終日になり、Bali便のサンゴとHawaiiからバンデッドエンゼルの4.5cmが入荷しました。