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DNA

心地よい潮風に包まれて、漁船の騒音にも負けずに翌朝は9時まで眠り込んでいた。

研究所前の海

せっかくここまできたのに潜らないのかという気持ちを抑えながら黒潮生物研究所に向かった。

左から岩瀬さん、Wallace博士、深見先生

この度、研究所に、ミドリイシ類分類の世界的権威であるCarden Wallace博士が来所し、四国南西部のミドリイシの調査をされることになりました。サンゴの分類学ではVeronに匹敵する大御所でしかも女性である。 
採集されたサンゴを選別しているCarden Wallace博士

16日には研究所で分類学のセミナーをしてくれるがそこまでは滞在できない。

今回の調査では、京大の白浜臨海研究所深見先生がDNAによる分類もされるそうです。本来サンゴの分類には骨格見本による同定が用いられていましたが、それだけでは確実ではないという意見も多く成ってきている。 
ナンヨウキサンゴもポリプ全開

DNAから分析する事で解らなかった事が見えてくる。水槽でもそうだがサンゴは環境で形状は変化して成長する。変化する環境に対応出来る生物でもある。 それ故にDNAによる分類学が進めば新種が増えるのか種が減るのか楽しみな部分でもある。
元気なクシハダミドリイシ

一旦柏島に戻り、1本だけ潜り夕食を早めに済ませて研究所でサンゴの産卵を見るためにナイトダイビングを行なった。 今年もミドリイシの産卵は見る事が出来ないまま時間切れとなった。 

ナイトポリプ全開

サンゴの産卵は黒潮財団ブログで毎日更新しています。 目崎研究員が早朝と日没1時間後に毎日調査しています。 その結果昨年シコロサンゴの産卵を世界初に記録しました。 7月8日夜には珍しいツノダシの幼魚写真UPされています。
今年は水温が低い為にまだ産まれそうに無い、水温25度以上にならないとなかなか産卵しない。
もじゃもじゃ

この日も表面水温24度で3mで23度から22度 20mでは22度40mでは20度から21度しかない。6.5mmのウエットスーツがちょうど心地よい。

昨年採卵されたクシハダミドリイシの赤ちゃん

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2009年07月13日 10:27に投稿されたエントリーのページです。

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