おもいっ糞!2
深場の魚は特に、餌に慎重になったほうが良い。 BHではまず最初は冷凍のブラインシュリンプなどの生餌から食べさせている。 小さな魚には赤コペや孵化ブラインシュリンプなどから始めます。
ブリーディングのお魚以外はほとんど乾燥した人工餌を食べた事が無いので腸にそのような人工餌を消化できない事があります。魚は、食べ物から消化酵素を得るため本来主食にしていたものと違う物を食べた時に消化不良を起こすことが有ります。
仔魚の段階で成長に伴って消化酵素を食べ物から得るために地域固有種はその時期にその場所に発生するプランクトンからその消化酵素を得ると考えられます。以前RCTでフランクさんが太平洋の魚と同じ様にココスやデベリウスなどのインド洋の魚の仔魚にハワイの海で採取したプランクトンを食べさせていました。 そうすると、ある大きさにに行くと成長が止まり、奇形になったり死んでしまう仔魚が大半で結局、200匹の内の数匹だけしか稚魚に成らなかったといいます。
これと同じ様なことが、深い海の魚にもいえると思います。 オレンジマージンバタフライも水深150mのドロップオフの壁に生息する微小生物を餌に生息していると思うので水槽飼育に適した身体にアジャストしないと生き残れないのかなと思います。
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そう考えると、昨年秋のイエローアンティアスの成魚は、ものすごく良く乾燥餌も食べていましたが、お腹が膨らんで浮き出したので注射針でいつものように抜こうとしましたが浮き袋ではない部分にガスが溜まっていたみたいでまったく抜けなくて、結局死んでしまいました。
オーロラバスレットも同じ様な現象が有り、乾燥餌を控えて生餌に切り替えて暫くしたら浮く症状は治まりました。
私の、考えとして特定の深さや地域にしか生息していない種は先ずは消化の良い生き餌や冷凍ブライン等から食べさせて大きなウンコが出だしたら徐々に人工の餌も食べさせる。ヤッコなら海苔や海藻も食べさせて快便の状態になるのを見極める。
以前、セントポールのクィーンA25cmくらいのが入荷してすぐにテトラのラージフレークを食べたので気を良くしていろんな餌を食べさしました。 そんなある日白浜帰りのお客様にうすかわ饅頭を貰い分け前を与えたところ、うすかわは当然食べたのであんこも食べるかなと与えたところガッツりと食べたのでこいつ甘党か?
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