又兵衛桜
今日、ハワイからDeep Diving Colector ルファスさんと彼女が遊びに来ました。 海外の友達に日本に行きたいが何時がいいのかと聞かれると、規準が京都か奈良になってしまうので春の桜か秋の紅葉が良いと応えてしまう。
私自身、やっぱり寒い冬から暖かい春になるのが好きなのかつい浮き足立って出かけてみたくなる。 彼を迎えに空港に行くまでに時間もあったので、ちょうどそんな昼間暖かさに誘われるように奈良に用事が出来たので帰りに足を伸ばして又兵衛桜を見に大宇陀まで行ってしまった。
私の尊敬する兄貴分がこの街の出身で阿騎野かぎろひの話と又兵衛桜の話は随分聞いていたのでいつか訪れてみたいと思っていた。
大宇陀かぎろひの里は歴史の宝庫でもあり、万葉集巻一に登場する、柿本人麻呂の詠んだ「東(ひむかし)の 野にかき(ぎ)ろひの 立つ見えて かへりみすれば 月西渡(つき、かたぶ)きぬ」はこの地のことで「かぎろひ」とは、冬の日の朝、山の端に出てくる太陽光が、まるで炎のように赤く天空を照らす様をいうらしくいつかは見てみたい景色のひとつでもある。
今日はその又兵衛桜を見る事が出来ました。樹齢300年の桜の樹なんとなくそれだけで逢ってみたい気持ちになります。 なつかしい田園風景を抜けると一際大きな桜の樹が突然現れる、その樹は人々に祝われているかのように神々しく圧倒的だが、温かさを感じさせる気がする。多くの桜の寿命は100年くらいと言われている。心なしか、以前に見た写真よりも華やかさが無くなって来ているように見えるのは何故だろう? 満開になるまでに寒い日が長く少し花が散っているのかもしれない?
ここまできたら森野吉野葛本舗で葛餅を食べて、長谷寺にも参って見ようと走っていた。
奈良、万葉の里のご当地グルメと言えば三輪そうめんということで三輪神社前でそうめんを食べて、高速に乗る前に大和紅乃屋
でおはぎと海老餅を買って帰りました。 木曜日は都踊りと京都の桜を見たいと思います。 東北山形の桜は何時が見ごろでしょうか教えて下さい。