今年の冬は、例年に無く暖かい海外でのダイビングを控えて国内の寒さの厳しい地域での工事や営業に周っていた為,すっかりと寒冷地仕様の身体になりせっかく講習を受けたCCRもすっかり忘れかけていたので沖縄でのCCRDIVEトレーニングに行きました。
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今回は偶然にも同じ日程でSCRCCRと経験豊富なA崎さんが来ていたのでご同伴させていただくことになりました。
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最新のエボリューションを見事に使いこなすベテランのA崎さんの職業はDr.だそうです。冬の間も東京から伊豆に隔週で通い詰めて技術を磨いている。53歳でダイビング歴25年、世界中の海を潜りダイブマスターも取得しテクニカルダイブに果敢に挑戦している。
夢は、マーシャール諸島のビキニ環礁に沈む戦艦長門を見に行く事だそうです。
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昨年の11月以来放置していたインスピレーションはご機嫌斜めでブランクダイブでビーチに潜れば早速ハンドセットの切り替えに不具合が生じていた? VR3ダイブコンピューターも潜水モードに切り替わらないという事態であった。 とりあえず、浅いビーチで使い方の復習を軽くして翌日のボートダイブに備えました。
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インスピレーショーンは自分で確認しながら組み立てをしないと行けませんが今回は初日は時間が無くベントスダイバーズの大原さんにお願いしていました。
翌日のダイブでは自分で最初から組み立てましたが、相変わらずネガティブチェック(ループ内部の漏れの確認)が下手くそなのに困りました。
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無事セッティングが終わり、ボートに積み込もうと歩いている時にロープに足をひっかけて転び器材を落としてしまいました。 軽く点検したのですが、甘かったのかエントリーしてさあー潜るぞとバディチェックをしながら5m付近にさしかかった時にループ内部にゴボゴボという漏水音が聞こえてきました。

最初は、マウスピースの咥え方がおかしいのかとループを持ち右側が下になるようにしてカウンターラングに水を落とし再度咥え直して呼吸しても同じ様に浸水してきた為。マウスピースを閉じてオープンサーキットに切り替えて浮上しました。
水面で浮かびながら確認したところデュレントのパージボタンが緩んでいたのを見つけました。 おそらく落としたときに緩んだのを確認できていなかった為に水没してしまいループ内部を海水がかなり入った可能性がありこのまま潜水を続けているとキャニスターのソフノライムが海水と反応し事故につながるところであった。
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とりあえず、船に上がり器材を降ろして中身を開けて確認したがソフノライムに浸水する手前でなんとか間に合ったみたいだ。 こんな実践は有り難くないのだが、こういう経験を繰り返して上達するもんなんだよとAさんにも励まされてしまった。
港に戻り、器材をばらしてネガティブチェックを再度して漏れの無い事を確認して午後のダイビングの為に昼食を食べた。 もう少し、真剣に取り組まないと本当に死んでしまうかも?と考えさせられるDivingだ! 本当ならこんなにケチガついたら今回は止めようと思うのだがまともに潜れていないので大原さんにも、最後は締めて下さいと激をとばされてしまう。 俺は日本一へたれなCCRダイバーです。
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気を取り直し恐る恐る2本目のエントリーを開始、ゆっくりと吸って吐いてを繰り返し漏水の無いのを確認して潜行開始する。ハンドセットのPO20.7を確認しながらBC、カウンターラングのエアを抜き、潜行しながら水深によりBCにエアを足しながら中性浮力をとる。
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かなり下手くそになっている。やっとの思いでこの日のボトム35mに着きPO2を1.3に変更した時に大原さんがボードに鯨の鳴き声が聞こえると書いていた、CCRは排気が少ない為水中の音がよく聞こえるのが特徴でもあるが、ほとんど必死に中性浮力をとる為にエアをBCに入れたりカウンターラングの排気を鼻から出していた私はリブリーザーダイバーとは思えぬくらいに排気音がしていたので気づかなかった。
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ようやく静かに姿勢を保てるようになったので耳を澄ますと低音だが奥まで届く声が聞こえてきた。鯨は群れの中で鳴くのは決まっていてそいつは泳ぎまわらずに比較的にじっとしていると聞いた。本当だろうか?いつか近くで見てみたい。