今年から2ヶ月に一度になったMarine Aquarium Conferrence of Yotsubashi の4回目の開催日が3月1日の18時に決定しました。
4回目は黒潮生物研究財団専務理事 岩瀬文人さんをお招きして「ハードコーラルの種苗生産について」というお題目でお話いただきます。
岩瀬さんといえばソフトコーラルの研究では第一人者として、東大などのヤギ、トサカの標本の同定をされるようなスペシャリストですが、その岩瀬さんを差し置いて前回のMACYではあのHMMアキリンが「究極のソフトコーラルの飼育について」などをやってしまったので、
今回の講演では黒潮生物研究財団が発足以前の株式会社ステラケミファ海洋生物研究部時代から着手し実用化に漕ぎ着けたミドリイシ類の採卵からの着生技術についてお話しいただけます。
MACY4 講演者 「岩瀬文人」
講演内容 「ハードコーラルの種苗生産について」
平成21年3月1日
時間 18時 開場 18時30分 開始
終了予定 20時 その後、デイスカッションタイム予定
終了後20時30分頃より、近くの居酒屋での懇親会を予定しています。
会費 講演のみ ¥1000-
懇親会 ¥3500-
定員 20名 要予約
昨年、某テレビ番組で東京水産大学が独自の技術と報道されたみたいですがこの技術は黒潮生物研究財団が確立したものとしてサンゴ礁学会でも認知されています。
岩瀬さんには、ジュリアンスプラングのCORALSA Quick Reference Guideの日本語版翻訳をしていただき、珊瑚飼育図鑑としての品格をいただいき多くの研究機関や大学の図書室、国会などにも保管いただけるような出来栄えになりました。
とここまで書けば、ガチガチの堅い話になりそうと思う人も多いと思いますが、専門はソフトコーラルなので基本は緩キャラな部分も多くフィールドワークも含めて楽しいお話しが聞けると思います。 サンゴ礁についていろんな角度からお話しが聞けると思うし、初心者でも興味深い事がらが多い講演になるでしょう。
私とは、年に数回黒潮生物研究財団の理事会や大月町の研究所に遊びに行く時に、お互いのフィールドでのお話しをする間柄ですがもう10年以上のお付き合いになります。
はじめは、研究者と販売業者故に相容れない部分もお互い有りましたが、あらゆる事も含めて自然環境保護になればと考える事が重要で、例えば獲るなと言うと食うなと言う事に成る。そんな事も、無視できない問題として考えることが出来る柔軟性が持てる研究者です。 今は、サンゴ礁の保護をする為に水槽で育てたサンゴを海に返す事も一部では行なわれるようになりました。 近い将来、エンタクやクシハダなどのミドリイシが種苗生産により正規に市場に出る時代が来るかもしれません。
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