MACNAの合間にホテルから徒歩で10分のDr Bruceさんがシニアバイスディレクターとして迎えられているジョージア水族館に行きました。
ジョージア水族館が凄いのは全米では此処だけのジンベイザメとマンタが飼育展示されている大水槽があることです。 ジンベイザメは台湾で定置網にかかったやつを譲り受けています。これらの輸送は、ジャンボジェット機をチャーターして行う為、最小限の時間で運ばれます。水族館と空港は車で30分掛からない距離にあり輸送にもとても便利ですが、その費用はUPSの寄付でかなり賄っています。
内陸部アトランタにある為天然海水は使えないのでこの水族館はすべてインスタントオーシャンを使用しています。
この大水槽の水を替える費用は莫大で怖くて出来ない
その為、換水は極力しないと聞きました。アメリカでは各水槽にスポンサーを募り展示するのが多いです。
この水族館は、HomeDepotという全米有数のホームセンターがメインスポンサーとして運営していますが、Coca-Colaの発祥の地でもあるので水族館の前にコーラ博物館があり、ここからもスポンサーになってもらっています。 水族館やコーラー博物館CNNがすべて徒歩で回れる為とても便利な観光地と言えるでしょう。
アトランタの観光については、ひとりENJOYしていたNさんに帰国後ご報告いただこうと思います、この水族館に、BHで2000年にスタッフとして働いていた河原くんがいます。彼はフロリダの大学を出て水族館員になりたくてワイキキ水族館にインターンとして研修し、デルビーク氏の紹介でBHのスタッフとなりました。その後、葛西臨海水族園の調査係を経て、3年前開館直前のジョージア水族館に唯一の日本人スタッフとして採用されました。
彼の上司は女性でキンバリーさんといいます。不思議な縁で2年前のBostonMACNAでお会いし、その後NewYorkのLongIslandの水族館で一緒に磯採集に興じた人なんです。アクアの世界はとても狭いというのが改めて解ったと言うか、すべてDr.Bruceの人脈になっているからです。河原君は結婚し子供もいるそうです。殿、2馬身負けていますよ。
アトランタで夢を実現した彼はとても活き活きしていました。 経験をつまないと認められないアメリカこの水族館には200人の正社員とボランティアとして1000人以上が登録されています。まずボランティアとして経験し、目に留まらないとチャンスは与えられません。
BHでも研修生をお預かりしていますが、いきなり魚の世話が出来ると思っている人がいるみたいで困ります。 研修無事完了し、そこそこ使える人材はとても少ないし名前だけBHで研修したと言う奴もいます。
あそこは3Kですと言われるが、仕事なので仕方が無い、そこから這い上がる実力が社会では求められます。
30過ぎて、チャンスを物にした彼に会えて嬉しい日でした。
まもなく、ハリケーンIKEで乱れる空港へ出発アトランタ8日朝6時45分