天然トラフグを食べたからでは無いが、下関の海響館に行きました。
フグの本場だけあってメインはフグの展示です。海水汽水淡水の100種類以上のフグの仲間が飼育展示されています。
食べるフグ以外に世界中の珍しいフグも沢山います。先日広島で釣ったフグを自分で調理して食べて死んだ人がいましたが年に何人かはいるみたいです。
ここは下関市が運営している水族館でイルカ、アシカの海獣と魚類の展示の二つに分かれています。
メインの水槽は関門海峡潮流水槽で関門海峡の渦潮を世界で初めて再現しています。
海峡を流れる潮の速さは時速18kmにもなるそうです。
下関は近代捕鯨発祥の地として栄え現在も調査捕鯨の基地のひとつです。 この水族館は日本で唯一シロナガスクジラの骨格標本を展示しています。
私は、この水族館の最年少飼育係の園山さんに会いに行きました。彼は、大阪コミニケーションアートのアクアリウムコースを卒業して此処に勤めています。
在学中にBHによく来てくれていました。 彼は、主に珊瑚礁の生き物の水槽を担当しています。 この水族館の特徴としてスタッフが若く、前向きな取り組みが出来るという環境が整っていることかもしれません。
フグやトラザメなどの展示する魚の繁殖にも積極的に取り組んでいます。園山さんもハゼやミドリイシの繁殖に取り組み繁殖賞を取っています。 今日は園山さんにバックヤードを見学させていただき、サンゴ水槽の問題点と対策についてアドバイスをさせていただきました。
この水族館でもETSSスキマーは活躍しています。調整法、設置やメンテナンスの注意を説明し常に最高の状態でスキミング出来るようにして欲しいと思います。 場所柄瀬戸内海なので燐酸の値が高い為開放式にには向かない為に閉鎖式で水質維持をする方がサンゴを育てる為には良い事は解っているが水量が多いので苦労しているそうです。
キサンゴも良くポリプを伸ばして咲いているので努力が伝わってきます。 メインの珊瑚礁水槽を偽ミドリイシから本物に変える日はそんなに遠い未来ではないかもしれません。
この水族館ではイルカやアシカのショウも開催しています。現在メスのイルカが1匹妊娠しているので5月には赤ちゃんが生まれる予定です。
水族館1階のレストランはイルカのプールが見えるようになっているのでとても素敵です。 このレストランはギター侍波田陽区のお兄さんが働いています。