毎年この時期に柏島に、行くのが恒例になっていたが今年は予定が一杯で行く事は出来ないと決めていたが、先日御世話になっている徳田旅館の親父さんが亡くなった事を聞き奥さんが心配になり急遽行ってきた。
柏島には黒潮生物研究所の仕事で行くようになり12年になる。徳田旅館には8年前より毎年2,3回はお世話になっている。刺身が嫌いな私が、最近食べれるようになったのは此処の奥さんの料理のお陰である。親父が釣ってきた魚を奥さんが捌いてくれる。
いつも飲んだくれている親父さんしか見ていないかもしれないが、釣りの腕前はさすがであった。この旅館には、多くの水族館関係者や
有名な水中写真家もたくさん訪れています。今年もKuiterさんが来ていたそうです。
私はこの季節に獲れるドンゴロ鰯の素揚げが大好きです。頭と内蔵を取り除いた鰯を鱗も取らずにそのまま揚げただけですがとても香ばしくビールのあてに丁度良い。ここの夕食は、毎回食べきれないほど沢山出てくる。
それも、どれも新鮮な魚料理です。 今回、居眠り運転する心配があると思った嫁が急遽一緒に来てくれた。 彼女と一緒に行くと電話を入れていたら別々の部屋に布団が敷いてあった。
奥さんなりの気遣いなのだろうと笑いながら忘れたん嫁やで!というと久しぶりで解らんかったけど喜んでくれた。元気そうでなによりだ、今更よそに就職も出来ないし、どうしようか?と少し気弱な事を言ってはいたが他の事は出来ないし頑張るよ、でももうお父ちゃんの釣った魚は食べれないけれどねと苦笑いしていた。 突然の事故で亡くなりまだ実感が無い、まだ夢にも出てけえへんよ。毎晩出てこられても困るけど。 また春には来るよと言い残し帰りました。