海は既に亜熱帯!

今日の夜10時からの報道ステーションで先日、黒潮財団の協力で収録された特集が放映されます。

内容は、高温の海水温による沖縄でのサンゴの白化と、四国ではサンゴが増えて海藻が減っているという、地球温暖化に関するものです。研究所前の海で昼夜のサンゴの撮影を行ったほか、所員や地元漁師さんへのインタビュー、横浪半島(須崎市)での水中撮影など、高知の海の現状を取材していったそうです。この研究所周辺の海で、以前は琉球諸島にしか記載のなかったサンゴがこの数年でたくさん見つかっています。黒潮財団の前の海では現在ほぼ毎日のようにサンゴが産卵しています。
海から見た研究所

キクメイシ、アナサンゴ、エンタクミドリイシなどが夏の間に産卵している記録を毎日ブログで紹介しています。岩瀬専務理事

この財団はステラケミファ株式会社が株式上場した際に社長である、深田純子さんが社会貢献の為に持ち株を寄贈し、作られた研究施設です。つい先日、会長から社長に復帰された。事業は順調だが、未来のビジョンが社長業には最重要である。社長はゴールでは無くスタートラインである。
その事が、解って実践している社長って案外少ないのかな?ゴールって遥か彼方で見えないところにある。
この数年、会長として充電していらしたので体力も気力もみなぎっている。会長の近況のプライベートを密着取材したドキュメンタリーが23日の午後8時半よりケーブルTVのGAORAで放送されます。
恥ずかしながらも、私も瞬間は映っているみたいです。是非御覧下さい。

白化現象!P3C出撃

先ほど報道ステーションで、石垣島のサンゴの白化現象の映像を見た。表現は悪いがフィジー便のサンゴを見ているようであった。1998年のエルニーニョの年には世界中の16%が死んでしまった。
慶良間の海も原色が無くなっている

フィジーやパラオやグレートバリアリーフでもその年は大ダメージを受けています。沖縄本島も同じで6月にはサンゴの楽園だった万座毛のリーフエッジも9月には白化し茶ゴケにまみれて海の色まで変わってしまった。サンゴは水温が30度以上の日が1ヶ月以上続くと褐虫藻が抜け出し、徐々に色抜けして弱りしんでしまう。
水槽では、24度の設定のところがクーラー故障や電源がダウンしてしまうとあっという間に30度以上になり外出から戻って、異臭を感じてしまった時には膝から崩れ落ちてしまうものである。今年も各地でこのような現象がたくさん発生しています。
つい数時間前であるが、関東屈指のレアフィッシュ大型水槽の某氏よりお礼の電話が入った。先月取り付けたP3Cが早速出動した。
貴重な逸品の宝庫
今朝、出勤後動力のポンプが焼き付き動力のブレーカーがダウンしクーラーが停止して水温が上昇したが25度になった時点で携帯に水温異常を知らせる電話が入り、自宅に連絡し在宅していた人にテレビ電話で確認しながら照明の電源を落としたり、室内クーラーを18度に設定してもらい帰宅時には27度の上昇で済んだので、ひと段落おいてお礼の一報をいただいた。P3Cが働いた、嬉しいような悲しいような複雑な心境になる。でも1度あれを経験しているだけに2度と同じ目に会いたくないと聞いていたので大惨事になる前に対処出来たのはとても嬉しい。
希少なサンゴ

この水槽も水温対策にクーラーを3馬力と1馬力の2台ついている。しかし、電源が落ちてしまうと意味が無い。水温異常を知らせる電話がなった瞬間は本当に恐ろしかったが、即座に対応出来た事が何よりも大惨事を防いだと報告いただいた。あのサイズの水槽のリセットは想像するだけでも憂鬱になる。
涼しかった後に猛暑になった今年、こんな時に事件は起こります。緊急にP3Cを来週5台製造いたします。現物を御覧いただきたい方、今月中に関東ではベッセルさんに取りつけされる予定です。
関西ではBHショールームにて御覧いただけます。トンガ産ベントラリストリオやハワイアンロングフィンを買うくらいの価格で安心を手に入れる事が出来ます。

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