いろんなベントラリス収支報告!
先月の中旬に入荷した、トンガ便のベントラリスが今、絶好調になって来ました。入荷直後はオスの個体に減圧症かと思われる、泳ぎのぎこちなく、直ぐに横たわるような症状が見受けられた、15トリオ
45匹の入荷であった。
入荷直後数日でオスが2匹メスが3匹落ち、 その後黒点病(黒い斑点が出て腐るベントラリス、ココスピグミーに何故か多い)でオス1メス2が落ち、37匹中、現在はオス3メス10が残り
それらが今まさに絶好調のコンディションになっている。
先週、Blogでハワイアンロングフィンの入荷を知ったお客様が、ハワイアンのコンディションと見比べて
トンガ産ベントラリスを購入して帰りました。
ベントラリスの餌付けはまず孵化ブラインから始めます。殆どの場合入荷日の翌日には孵化ブラインを
パクパクと口にし始めます。その後フィッシュソリューションで漬け込んだ冷凍ブラインシュリンプを与えその中にメガバイトのS粒を混ぜて与えると食べてくれます。この方法は、ハワイアンロングフィン、アンティアスにも有効で余程の事が無い限りほぼ食べるようになります。
先週も10匹のロングフィンが入荷しましたが、入荷時のコンディションの良くなかった個体も週末には完全に復調し、ご予約のお客様に無事届ける事ができました。
我々は、ベントラリスやブラックバンドのような敏感なお肌の魚は入荷直後にある魚専用の非常に高価な薬でトリートメントします、状態を見て半日か一晩してから水槽に放します。そうすることで、肌荒れが綺麗に収まります。
以前はクック島のベントラリスが流通の中心であったが、最近はトンガ便がまとまって来るようになった。この魚も、日本市場以外ではほとんど売れない魚である。最近は香港、台湾でも少しは需要があるが、アメリカではほとんど売れないようだ。メタリックピンクというかショッキングピンクという派手な魚は浅瀬では目立って直ぐに捕食魚の餌になってしまう為、元来深い水深に棲みかを持っていると思われる。ベントラリス和名(ニラミハナダイを検索)日本では小笠原や久米島で見られるというが50m前後と深く一般的には見ることは不可能だが日本のニラミハナダイと同じタイプと思われるものが、フィリピン便やマーシャル便で稀に入荷するが日本産の現物は流通した事が無い為正確には未確認です。以前はペパーミントAを回して貰う為に毎回100匹のクックベントラを購入していましたが、最近は入荷自体もクック便は不定期になっている。
最近私が興味深いのはこんなにお肌が敏感な魚をどうやって捕まえているのかの方である。