今更、なんでと思うかもしれないのですがスキマーの性能、と調整法についてお話ししましょう。
そもそも、スキマーが補助濾過器からメインの濾過器としての役割を担うようになった現在、その性能は何をしてみるべきか?従来濾過(濾材を使用する)の場合は総水量に対して1時間に6回転以上を理想として組み込む殺菌灯やクーラーあるいは配管の圧損、距離、揚程差などを考慮してポンプの選定をします。http://www.iwakipumps.jp/rei-sea/exp/exp_pump.html
性能曲線とは
ポンプの流量と揚程の関係を表したもので、これを性能曲線と呼びます。オーバーフロー水槽など、揚程のある場所で使用するポンプの選定に必要なグラフです。
例えばRMD701を50HZ地域でオーバーフロー水槽に使用した場合、水槽の上までを揚程差1.5mとすると単純にグラフでみると毎分90L強の流量になります。しかしこれは真上に1.5mの時の流量となり、90度エルボ1個で曲がる度に1mまではいかなくとも0.7から0.8mの揚程を加算しなければいけません。例えばエルボが3個あったとしたら1.5mプラス2.1mの3.6mの揚程でみます。約80L/minになりますが、水槽の配管には途中にクーラーや殺菌灯が入る為にもっと流量は落ちます。流量を落とさないように45度Lやホースを多く使い急激に曲がることを避けたほうが良いでしょう。
このことはスキマーの配管も同じです。ポンプの吐出口から出来るだけ離してから曲げる、出来れば45度Lで大きくか、最初からホースで折れないように蛇行させるように取り付けると圧損が少なく流速流量も維持するこたが可能となります。