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ウルルン

お昼前に、クロボカンのDINAR本社を出発した私とEdy社長は標高2000mの山越えでバリ北西部のムンジャガンナショナルパーク
標高2,000mの山の間の尾根をぬける。
の手前にあるゴーリスの彼のFarmに行った。山の天気は変わりやすく、豪雨と霧が行き先を遮る様であった。山を下り海側に出ると晴天だ!雨期
のバリはこんなものである。3時過ぎに現地に到着、約1年ぶりに、訪れた私を此処のスタッフは暖かく迎えてくれる。
今日は、みんなにたこ焼きの作り方を伝授するぞ!匠の技を披露!
プレゼントのたこ焼きセット
そう一ヶ月ほど前に新聞でインドネシアの王女が、大阪でたこ焼きを食べて気に入り
たこ焼屋を始めたと言う記事を読んだ。そういえば、ジュリアンの家にたこ焼のプレート持って行って焼いたことも有ったよな。
こいつら、本当にいい奴ばかりだし、いっちょ教えたるか!と思っていると海のファームから連中が帰ってきた。久しぶりに会うなり  
今から、潜りに行くでというと一瞬マジ?今、海から帰ったばかりやねんけどというようなそぶりが一瞬見えたがEdy社長も一緒にスタンバイ
いざ出陣して、1年振りのDeepAcroporaを観察しに潜ったのである。 最近、DeepDiveが続いているので窒素溜まりかけてないか少し心配なので
40m超えるのは止そうと思いながら潜行すると、こいつらかなり熱いで!というようにガンガン行きよる。今までこの場所で何十回と潜っているが
今日はチョットカレントキツイかもというくらい流れている。まあ、串本の浅地に較べれば楽チンでは有るがこの場所では初めてと思うくらい
真横に流されていく、ダウンカレントちゃうから安心やけど、あっという間に35mまで行ってるで皆、ちなみに彼らは普段30mを超える
事はほとんどしない。25mくらいまでで作業を行います。安全性を重視しているので仕方が有りません。しかし、今日は違うで!なんせDevilが一年振りに来ているのだからがんばってくれている。
一年に3回は来ていたのですが、昨年は1回だけだったので気にしているのかモチベーションが違う。私はカメラ片手にこれやあれやと指示を出しながら30mから35mを20分も流している。なんでこんな水深でアクロポラ探してんねん
水深35mのスハルソノイすごい
というと、この水深にしかワリンディーは見つからないのです。巷ではワリンディーが品不足で日本担当のR氏の元にも催促が頻繁に入るみたいだが、
こういう生息環境に有ると理解しないと難しいものです。
潜水10分を経過して30mの出張りでやっと1個ワリンディーを見つけました。
ワリンディー
ワリンディーはとても繊細なアクロポラで岩に活着しているのが少ないアクロポラです。以前30cmを超える立派なワリンディを見つけたときも
チョットした衝撃を与えた瞬間に枝が飛んで行くらしいです。こいつも先端は成長しても流れで飛ばされているのかもしれません。
飛んでいった枝がヤギや海草の上で成長しているのを見つける事もあります。そうしてだんだん下に落ちて行ってるのかもしれません。
運良く、ワリンディーを手に入れたお客様へ注意、届いて開封して割れているとゴネない様にお願いします。こいつはそれだけ繊細なアクロポラです。
私はイントラ気分でスタッフの残圧をチェックしながらそろそろ上げるぞというと
既にEdy社長は減圧停止をしていたのであった。水深25m付近のコモンサンゴも面白いですよ。
水中では真っ赤に見えるけど、陸上では茶色なんですが、飼い込むと綺麗な赤になる。コモン先生のお気に入りのひとつです。
初日の小手調べとしてはそこそこいい写真が撮れたので満足であった。
日が暮れる中、ファームに戻った私は、女性スタッフにたこ焼の仕込みを教える。
ストックされている水槽
本来は出しを取ったり、山芋を下ろしたりするのだが今回はスーパーで市販しているたこ焼き粉を買い込んでおいた。
たこ焼き仕込みを教える 焼き方を伝授する。
特攻隊長サンティカと奥さん<br />
どうせ年に数回は来るのだし、彼らのおやつになればうれしい限りで粉は又持ってきてあげようと汗だくになりながら、教えたのだが新しいプレートは当たりが悪くうまく、丸くは出来なくて面目丸つぶれであった。
ふぞろいのたこ焼き達を美味しいと食べる彼らにウルルンであった。

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2007年02月10日 13:13に投稿されたエントリーのページです。

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