最後の晩餐
次の目的地ホノルルに現地時間の夜8時に到着しFrankの迎えでホテルにチェックインするが2日のみしかホテルの予約は取れなかったので最終日はFrankの家に泊めてくれるという。ホノルルは島が50cmは沈んでしまうのではと思うほど、人で溢れている。土曜日はU2のコンサート日曜日はマラソン週明けはパールハーバーメモリアルでどこもかしこも一杯で、運良く取れた部屋が1泊189ドルのダブルベッドルームしかも39階で見晴らしがいい、ラッキーと思ったのが部屋に入るまでで、そろそろ遅いので寝ようと思いベッドに入るとミシミシ壁が鳴くのである、この時期のハワイは風が強いので肌寒く感じるがこの2日間は特にひどく、強風のたびに壁がきしみ、微かに揺れているのである。
翌朝、ワイキキ水族館に行きチャールズデルビークを訪ねるが、あいにく今日までバカンスだというので、アンデイー館長を呼んでもらう、アンディー館長日本語がかなり出来る。
彼の奥様は大阪の人だ、彼はワイキキの館長に就任する前に琵琶湖水族館で働いていた、今夜は水族館のクリスマスパーティーをするので招待するという。ひとりでトニーローマのリブステーキかME Bar-B-Queのコリアンバーベキューコンビネーションでも食おうかと考えていたので、ありがたいお誘いにレンテンヤッコをクリスマスプレゼントしましょう。と口走ってしまった。アンディーはとても優しい人です。初めて会ったのは2年前のデルビーク氏の結婚式で、早朝到着し水族館に訪問した時に眠たいでしょう。私の部屋で寝てなさいと館長室を空けてくれました。
今年のナハッキーAも1匹を除いてすべて死んでしまった。とても残念だとアンディー館長は言ってました。今はジョンストン島に行く飛行機は無く、船で行くしかないそれも停泊期間が3日しかなく必ずしも天候に恵まれる可能性は少ないので運よく捕まえてもケアする時間が限られている為に、減圧によるダメージで到着後数週間でお腹が膨れて死んでしまった。唯一残った1番小さな個体が入り口の小さなサンゴ水槽を泳ぎまわっている。
アンディー館長は来年また許可証を取り、採取しに行くと言いました。ワイキキ水族館は規模は小さいがアクアリストにとっては楽しい水族館です、南太平洋の魚の展示が主ですが、レア種が沢山展示されています。スミスBF,オレンジマージンBF、マスクドエンゼル、イエローアンティアス、サンライズラス、いずれも過去に入荷した魚達であるが、今もし手に入れることが出来れば即完売出来そうな魚が目白押しである。
彼は就任後、予算を作る為に色々取組み、新しい展示水槽も作っています。来年も大きな水槽の展示を行います、デザインはチャールズデルビークで6月の完成を目指す、スキマーは当然AETeck社の
ETSS Quad5000が予定されている。他にも、人気の無い展示水槽の内容変更、どんな生物を展示すれば集客するのだろうか?といろいろ館内をチェックしています。
夜は水族館のパーティーでダウンタウウンにデルビークご夫妻の送迎で出席する、ワイキキビーチよりダウンタウンのクリスマスイルミネーションは綺麗です。
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