ショールームの水槽を立ち上げる時に、考えた小さくて可愛い魚を入れるから気がついたら何かに食われていたなんて、シャレになれへんで!ライブロックはいろんなものが出てくるのが楽しみでもあるのですが、招かざる物体も多くて困る事がある。この前ライブロックの水槽を掃除して驚いた。直径15センチは有る大きな渡り蟹がおった!誰やこんなん離したん!と問い詰めても誰も口を割るどころか知らん顔。よくよく考えてみると小さな蟹、鉄砲海老、シャコ、なまこ、雲丹、ゴカイなど大きなものでこれくらいは目にする。これらが、いつの間にか大きくなり小さくて可愛いお魚ちゃんに被害を及ぼす事がある。
その事件の後ある奴を放しておいた。
店内では、ライブロック水槽にナポレオンフィッシュを掘り込んでいます。
投入した時は22cmでしたが1年近くなった今は、30cmを超えそうな勢いである。こいつは、とても人懐こくて顔を見ると首振りながら餌を要求します。皆忙しいと餌をあげないので、怒って水を噴き水槽の前が水浸しになります。でもこいつ、新しいライブロックの入荷の時は必死に働いて余分な邪魔者どもを食い尽くします。触ってもおとなしくしています。 まぁでも完璧に駆逐出来ないだろうし、今回の水槽にはアクアカルチャー沖縄のアクアロックを使おうと言う事になりました。
アクアロックは、人口的にに作った石灰質な石で、アクアカルチャー沖縄の養殖水槽に漬け込まれています。
アクアカルチャーは港の前にあるのですが、地下の海水を汲み上げています。地下海水は年間を通じて水温の変化が少ないので水温管理が便利です。プレハブはポリカーボネートの屋根なので太陽光が降り注ぎとても熱いのですが水温の影響は少なく、海から水を汲んでいるのでは無いので招かれざる客達も殆ど無いのである。現在、沖縄ではカルチャーロック作りが盛んなようで、県内の数箇所で漁協やアクアリウム関連の会社が人工物を蓄洋し始めています。形はイマイチに思う方も多いと思いますが、ショールーム水槽の魚達はアクアロックのトンネルを楽しそうに泳いでいます。こんなに、可愛い子達が暴漢に襲われるような心配がなく、安心出来るのは、陸上で地下海水を使ってバクテリアを付着させているからです。まだまだ、改良の余地は有りますが今後に期待できる商品に成るでしょう。