もうすぐ1周忌
CPファームの阿出川さんが亡くなってもうすぐ1周忌になります。日本のベルリンシステムの夜明け、と言われた伝説の、98年1月の水野さんの家でのチャールズデルビークさんのレクチャーの受付をしていた阿出川さんとその時、初めて会いました。濾材を抜い空っぽにしてスキマー入れたらサンゴが飼えるようになるよ、今では当たり前に成ったことですが、当時きちがい扱いされて、うちの店でもベルリン水槽に硫酸銅を入れられたことも有りました。詳しくはここ その後石垣OFF会や大阪に来られたことも合わせて、4、5回くらいの面識ですが彼の活躍に負けないように、フィールドは違うが意識していた一人です。
2004年夏に彼が、新しいファームを作ったので必要なものが有るので電話をいただきました。 その1ヵ月後に水中作業をし過ぎたのか肺が痛くて、八重山の病院じゃ解らないので、来週東京に検査に行くと言い残して電話を切りました。2005年春に電話をいただき、末期の肺がんであることを聞き、最後の身辺整理をする為に石垣に帰るので会えませんかと言われて急遽石垣島に飛び、車椅子に松葉杖の阿出川さんと最後の面会をしました。その時、彼は母親に言えないんだよ、親父も肺がんで死んだんで、タバコだけは吸っちゃだめと言われていたのに中学の時から吸ってたんだよとつぶやきました。その後、東京に戻った彼と最後に会ったのは10月の彼のお通夜となりました。時代の先端を走り続けた彼、安らかにお休み下さい。